beacon

千葉は明治大卒ルーキーFW久保のJ初弾で先制も、PK献上で大分とドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加
[11.6 J2第34節 大分1-1千葉 大銀ド]

 5位ジェフユナイテッド千葉はFW久保裕一のJ初ゴールで先制点を奪うも、大分トリニータに追いつかれ、1-1で引き分けた。これで6戦勝ちなし(2分4敗)と苦しい状況は変わらず。勝ち点1を上乗せするにとどまり、この日の試合で勝利した東京Vに抜かれて6位へ後退した。

 ここ4戦無得点の千葉だったが、明治大卒のルーキーが均衡を破った。前半23分、左サイドから仕掛けたFW深井正樹が相手DFを突き放し、クロスを入れた。ファーサイドのMF米倉恒貴が頭で落とすと、ゴール前左に詰めていた久保が左足で叩き込み、先制点。自身J初ゴールでチームに5戦ぶりの得点をもたらした。

 しかし前半42分、MF青木良太がPA内でDF作田裕次とハイボールを競り合った際に、ボールが青木の左手首に当たってしまい、痛恨のハンド。PKを与えてしまった。これをFW前田俊介に決められて、1-1に追いつかれた。前半を1-1で折りかえす。

 後半に入り、幾度もチャンスをつくったのは千葉だった。後半27分には右サイドへ抜け出した久保がPA内右からシュートを放つも、GK清水圭介に阻まれる。こぼれを拾って展開し、米倉のスルーパスにMF伊藤大介が飛び出して決定的な場面をつくるも、またもGKに止められてしまった。2度目のリードを奪うことはできずに時間は過ぎる。同35分には伊藤に代えて、FWオーロイを投入。しかし流れを変えることはできず。1-1のまま試合は終了し、勝ち点1を分け合った。

 試合後のインタビューで千葉の神戸清雄監督は「あれだけチャンスがありながら、決められなかったことが。引き分けという結果になったと思う」と多くの決定機を決めきれず、最少得点に終わったことを悔やんでいた。

TOP