beacon

[PSM]水戸は鹿島に0-1敗戦もベテラン市川がフル出場で健在アピール

このエントリーをはてなブックマークに追加
[2.25 プレシーズンマッチ 水戸0-1鹿島 Ksスタ]

 水戸ホーリーホックは25日、鹿島とプレシーズンマッチを行った。試合は0-0で迎えた後半15分にセットプレーから鹿島DF中田浩二にボレーシュートを決められ、先制点を献上。攻撃陣も最後まで得点を奪えず、0-1で敗れた。

 古巣対決に燃えていたFW鈴木隆行がインフルエンザで欠場した水戸だが、それ以外はほぼベストメンバーで試合に挑んだ。システムは4-2-3-1。DFラインは右から市川大祐、金龍起、塩谷司、輪湖直樹、ダブルボランチはロメロ・フランクと西岡謙太が組み、攻撃陣は2列目右に小澤司、左に島田祐輝、トップ下にMF橋本晃司が入り、FW岡本達也を1トップに据えた。

 朝からの雨で水たまりができたピッチコンディションに苦しむ水戸は、ショートパスが途中で止まり、相手にカットされるなど、なかなかリズムをつかめない。ようやくチャンスを迎えたのは前半38分。ロングボールを岡本が頭で落とし、走り込んだ小澤がワントラップから倒れ込みながらシュートを狙ったが、GKの正面を突いた。

 劣勢の展開の中、0-0で後半に折り返したが、後半15分にCKから中田にマークを外され、失点すると、その後の反撃も及ばず、0-1の零封負け。柱谷哲二監督も「鹿島とウチの差がはっきり出てしまった」とスコア以上の差を認める完敗だった。

 ただ、収穫もあった。ベテランの市川が加入後初のフル出場。「市川が今季初の90分のチャレンジだったので、それができたのがすごく大きな収穫だった」。指揮官が試合後のインタビューで真っ先に口にしたように、市川の復活は今季の水戸が躍進を目指すうえで欠かせないピース。「いいところ、悪いところが見えたので、修正して、いい状態で開幕を迎えたい」。J2開幕まで1週間。柱谷監督は昨季のナビスコ杯王者に0-1敗戦という結果を受け止め、前を向いた。


▼関連リンク
J1・J2全40クラブ練習試合&PSM日程・結果

TOP