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19歳宮市はデビューならず、「またここに帰って来られるように」

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[2.29 W杯アジア3次予選 日本0-1ウズベキスタン 豊田ス]

 代表デビューはお預けとなった。19歳で日本代表に初選出されたFW宮市亮(ボルトン)はベンチ入りを果たしたものの、最後まで出番はなかった。

「いつでも出る準備はしていた。出たかったけど、(選手交代は)監督が決めること。チームのために監督が決断したと思う」。1点ビハインドの展開となり、リードするウズベキスタンはPA内に人数をかけ、守備を固めてきた。宮市がスピードを生かせるスペースはなく、最後の交代枠もDF長友佑都の負傷によりSB同士の交代となった。

 アルベルト・ザッケローニ監督は「コンディションが整わなかったかなと思う。彼も長い移動を経て日本に帰ってきたし、このチームに来たのも初めてで、チーム戦術にも今回初めて触れた。チームの方向性や、それを実践するうえでのタイミングの習得には至ってない。そういう意味で、試合に出したところで彼の良さが生きるのかどうかは分からないと思った」と、起用を見送った理由を説明した。

「結構、裏が空いていたので、自分が入ったら何かやれるかなと思っていたけど、気持ちを切り替えて、チームでがんばって、またここに帰って来られるようにしたい」。そう前を向く宮市は「ここでいい経験ができたし、チームに帰って、次はマンチェスター・Cとの大きな試合がある。そこに向けて準備したい」と、プレミアリーグで首位を走るマンチェスター・Cと対戦する3月3日のリーグ戦に気持ちを切り替えていた。

(取材・文 西山紘平)

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