[3.10 J1第1節 大宮0-1F東京 NACK]

　J1に昇格し、開幕戦で勝利を飾ったFC東京。DF森重真人は、後半に採用した戦術が奏功したことを勝因に挙げた。

「相手にフリーでロングボールを蹴られると、前半のような劣勢の展開になってしまいます。ハーフタイムで『相手のボランチにもっとプレッシャーをかけよう』『CBに自由に蹴らせないようにしよう』という話になり、後半はうまくはまりました」

　だが、勝ち点3を獲得したものの、満足感は得られなかったと振り返る。

「今日は前半の内容がひどかっただけに、納得はしていない。後半のような戦い方を試合開始からしないと。守備でも攻撃でも、主導権を握れるようにしたいと思います」

　最後に森重は、14日のバーレーン戦を戦うU-23日本代表に招集された2選手を称賛した。好守を連発したチームメイトのGK権田修一には、「今週は権田確"様"と呼びます」と感謝。また、かつて大分でともにプレーした経験のある大宮アルディージャのMF東慶悟についても「東はうまい。彼が中心になっていたと思うし、東がボールを持った時に大宮はチャンスをつくれていた。対戦して、あらためて良い選手だなと感じました」と語った。08年の北京オリンピックを戦った先輩として、大一番に向かう後輩に、エールを送った。