beacon

大分はMF三平の2戦連発弾で岡山下しホーム初勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.20 J2第4節 大分1-0岡山 大銀ド]

 ホームでの今季初勝利を目指す大分トリニータは今季2分1敗といまだ勝利のないファジアーノ岡山と対戦し、終了間際の後半43分にMF三平和司が決勝点を決め、1-0で競り勝った。三平は2試合連続のゴール。大分は11日の栃木戦(3-0)以来、2試合ぶりとなる勝ち点3で、ホームでの初勝利を手にした。

 大分のシステムは3-4-3。エースFW森島康仁が右足痛で欠場し、代わって3トップの一角には、開幕から3試合連続で3バックの一角を担った土岐田洸平が入った。一方、ここまでの3試合でPKによる1得点のみと得点力不足に苦しむ岡山もFWチアゴに代わってFW中野裕太を開幕戦以来の先発で起用するなど、前節・水戸戦(0-3)からスタメン3人を入れ替えてこの一戦に挑んだ。

 最初にチャンスをつかんだのは岡山。前半9分、左サイドでボールを受けたMF服部公太がゴール前にクロス。フリーの中野は狙い澄ましてヘディングシュートを放つが、ゴール左に外れた。さらに21分、今度はゴール正面で得たFKをMF関戸健二が直接狙ったが、枠に飛んだボールはGK清水圭介に弾かれてしまった。

 後半途中までなかなか攻め手を見い出せずにいた大分だったが、後半21分にFWチェ・ジョンハンに代えてFW木島悠を投入すると、徐々に得点の気配が漂い出す。

 すると後半43分、右サイドのスローインからボールを受けた木島がゴール前にクロス。ニアに走り込んだMF三平和司がスライディングしながらボレーシュートで合わせると、ボールはループ気味にGKの頭上を越え、逆サイドに吸い込まれた。試合後、殊勲の決勝点で2戦連発となった三平は「キジ君(木島)は適当に上げたと思うんですけど(笑)。僕はしっかり合わせることができてよかった」と茶目っ気たっぷりにコメント。ホームに集まったサポーターを沸かせた。

 1-0での勝利に田坂和昭監督は「前節(2-3で敗れた山形戦)の反省を生かして、ウチらしい試合ができた。前節が不甲斐ない試合だったので、『気持ちで戦え』『技術うんぬんじゃない』と試合前に話しました。選手たちはよくやってくれたと思います」と安堵の表情を浮かべながらも、「まだ始まったばかり。一戦一戦大事に戦いたい」と切り替えることも忘れていなかった。

TOP