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仙台が大宮に逆転勝利、今季最多の4発沈め3連勝!!

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[3.24 J1第3節 仙台4-1大宮 ユアスタ]

 J1第3節が24日に各地で行われた。ベガルタ仙台はホームで大宮アルディージャに4-1の逆転勝利。先制点を奪われたものの、MF太田吉彰の2得点などで逆転するとリーグ戦開幕3連勝を飾った。20日に行われたナビスコ杯・浦和戦(0-1)では今季初の黒星を喫していたが、リーグ戦ではしっかりと勝利を手に入れた。

 仙台は公式戦3戦連続先発中のFWウイルソンがベンチスタート。代わってFW柳沢敦が今季初先発を果たした。一方の大宮は、開幕戦から連続先発中で3日前に行われたナビスコ杯・横浜FM戦ではゴールも決めたMFカルリーニョスが体調不良の影響でメンバー外。MF上田康太が今季初先発した。

 立ち上がり、試合の主導権を握ったのは大宮だった。コンパクトな守備から枚数をかけた攻撃で仙台を押し込む。すると前半8分、早くも先制点を奪ってみせた。DF下平匠の右CKをニアサイドのFW赤嶺真吾がクリア。ファーサイドに流れたボールをMF東慶悟が右足でゴール前へ折り返すと、最後はMFチョ・ヨンチョルが左足ダイレクトでシュートを決めた。大宮が1-0とリードに成功した。

 対する仙台は、なかなかリズムをつかめず。立ち上がりには柳沢がファーストシュートを放ったものの、その後はシュートも打てずに時間は過ぎた。しかし前半35分、太田のパスから柳沢へつなぎ、最後はゴール前へ飛び込んだ赤嶺がシュート。ゴールネットを揺らすがオフサイドの判定となり、得点にはつながらない。それでも、このワンプレーで流れをつかむと仙台が果敢に攻め込んだ。

 前半38分には、左サイドをドリブルで駆け上がったMF関口訓充がマイナスの折り返し。MF富田晋伍が右足ダイレクトで放ったシュートはクロスバーを叩く。序盤の勢いが消え、押し込まれる時間が続いた大宮も、前半終了間際のロスタイム1分、MF渡邉大剛のパスを受けたチョがワンステップからシュートを放つ。これはポスト左を叩いた。大宮リードの1-0で前半を折り返した。

 後半に入ると、前半終了間際から立て続けにチャンスをつくっていた仙台が完全に試合の流れをつかんだ。まずは後半9分、左サイドでMF角田誠、DF渡辺広大とつなぐと、赤嶺が頭で落とす。最後はPA左から太田が右足シュートを決め、仙台が1-1に追いついた。さらに同15分、DF菅井直樹のパスを受けた太田が右サイドをドリブルで仕掛ける。太田の中央への折り返しがDFに当たり、コースが変化。こぼれを拾った柳沢のシュートはGK北野貴之に弾かれるも、DF菊池光将の頭に当たり、ゴールネットへ吸い込まれた。柳沢がオウンゴールを誘発し、仙台が2-1と逆転に成功した。一方の大宮は、後半29分にアクシデント。攻撃を牽引していた東が右足首を痛めて負傷交代。代わって、MF渡部大輔がピッチへ送られた。

 逆転した仙台の勢いは止まらない。後半28分、太田の右CKから角田のヘディングシュートは阻まれるが、こぼれを拾った菅井が右足で押し込む。3-1と2点差に広げた。さらに同37分にはダメ押しゴール。途中出場のFW武藤雄樹が左サイドからドリブルで仕掛けると、PA内の太田へ横パス。太田のこの日2点目が決まり、4-1となった。その後も大宮を寄せ付けず、仙台が4発勝利。リーグ戦開幕3連勝を飾った。

 試合後、2得点の活躍をみせた太田は「前半の内容が悪かったので早い時間に点を取りたいと思っていた」と振り返ると、「自分が出ているときは負けたくないという強い気持ちでやっている。先制されても逆転できるような強いチームになれるように」と力強く語っていた。

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