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仙石のJ初ゴールが決勝点、岡山が山形の連勝止め今季初勝利

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[3.25 J2第5節 岡山2-1山形 カンスタ]

 ファジアーノ岡山が3連勝中のモンテディオ山形に2-1で競り勝ち、今季5戦目で待望の初勝利を飾った。FW中野裕太の3シーズンぶりとなる岡山での初ゴールで先制すると、MF仙石廉もJ初ゴールをマーク。09年にJ2に昇格した岡山が、同年から昨季までJ1にいた山形との初対戦を制した。

 岡山は前半36分、山形DF前田和哉のミスを突いたFWチアゴがボールを奪い、そのままゴール前に持ち込む。左足のシュートはGKに弾かれたが、こぼれ球をFW中野裕太が左足で押し込み、先制点を決めた。

 3戦連続無得点中だった岡山にとって、チアゴがPKを決めた4日の富山との開幕戦(1-1)以来、4試合ぶりのゴールが、流れの中では今季初ゴール。「FWとしてゴールをずっと狙っていた」。10年に横浜FCから期限付き移籍で加入し、昨季から完全移籍となった中野は横浜FC時代の09年9月6日の水戸戦以来、931日ぶりのゴールで、岡山移籍後は初ゴールとなった。

 後半16分にはMF仙石廉がくさびのボールを途中出場のFW川又堅碁に預けると、MF田所諒を経由し、走り込んだ仙石が左足でゴールに流し込んだ。昨季、柏から岡山に期限付き移籍し、今季から完全移籍となった仙石は待望のJリーグ初ゴール。柏の下部組織時代から将来性を嘱望されていた21歳は「チームが苦しい状態で、何か仕事がしたいと思っていた。2列目から入っていけばチャンスになるかなと思って、思い切って飛び込んだ」と胸を張った。

 山形も後半19分、MF宮沢克行の左クロスをFW山崎雅人が頭でそらし、ファーサイドのFW中島裕希が切り返しから左足でゴールに流し込み、1点差に追い上げた。その後も立て続けにチャンスをつくるが、フィニッシュの精度を欠き、同点に追いつけない。結局、そのまま1-2で敗れ、連勝は3でストップ。千葉との開幕戦(0-2)以来、4試合ぶりの黒星を喫した。

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