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終盤の大逆転劇!! 岡山が徳島に勝利し、今季初の連勝

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[4.1 J2第6節 徳島1-2岡山 鳴門大塚]

 前節の山形戦(2-1)で初勝利を挙げたファジアーノ岡山が、徳島ヴォルティスに2-1の逆転勝利を収め、今季初の連勝を飾った。

 前半は9分にDF 那須川将大のFKがクロスバーを叩いたのを皮切りに、徳島が試合の主導権を握る。ボランチのMF濱田武のクロスにFW津田知宏がヘディングで合わせるなど、立ち上がりからチャンスをつくり出す。

 前半21分にはPA外からのFKをMF花井聖が蹴ると、PA内で壁の中にいたFW中野裕太の手に当たり、PKを獲得する。これをMF鈴木達也が決めて、徳島が先制する。その後も岡山を圧倒した徳島だったが、追加点は挙げられないまま1-0で前半を折り返す。

 後半10分、岡山が中野を下げてMF関戸健二を投入した時間帯から、徐々に流れが変わり出す。投入直後の後半13分には関戸が直接FKからゴールを狙うが、シュートはクロスバーの上を叩く。同17分にも右サイドからのクロスにPA内に侵入していたMF服部公太が合わせたが、GK榎本達也がしっかりと抑える。

 逆に徳島は同22分にPA内の花井がMF徳重隆明にパスを出す。フリーでボールを受けた徳重だが、狙いすましたシュートは左に外れて行った。岡山はこの時間帯、パスミスが目立ってボールをつなぐことができなかった。しかし、高い位置からボールを奪い返しに意識が高く、失ったボールを奪い返すことで、チャンスをつくり出していく。

 後半30分のCKも直前に敵陣深くでDF後藤圭太が粘りを見せて得たものだ。このCKをMF仙石廉が蹴ると、ゴール中央でFW金民均が合わせて同点に追いつく。

 勢いづく岡山は同36分、金民均のループパスを受けたFW川又堅碁が、DF大久保裕樹を背負い、倒れ込みながらも反転シュートを決める。川又は「良いボールが来たのでね。こういうチャンスをもらったときに活かせるかどうかで、生き残れるかどうかが決まるので、死に物狂いで頑張りました」と、ゴールを振り返った。

 反撃に出たい徳島だが、試合終了間際には濱田、鈴木が立て続けに2枚目の警告を受けて退場となり、最後は9人で戦うことになった。結局、このまま2-1で岡山が勝利。川又は「これからも粘り強く、あきらめないサッカーを続けていきたいと思います」と、逆転勝利を喜んだ。

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