beacon

名古屋が今季初の公式戦連勝、決勝点の永井「期待してください」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.7 J1第5節 名古屋1-0鳥栖 豊田ス]

 名古屋グランパスはホームでサガン鳥栖と対戦し、FW永井謙佑のゴールで1-0で勝利した。今季初の公式戦連勝。リーグ戦では3戦負けなし(2勝1分)となった。一方、鳥栖の連勝は2でストップ。リーグ戦2戦連続で無失点だったが、この日は1失点に泣いた。

 試合後、ACLの天津泰達戦(3-0)に続いての公式戦2戦連発で決勝点を決めた永井は「勝つことができて良かった。FWの人がしっかりと決めて、ここから連勝の記録を伸ばしていきたい。(自身の)コンディションも上がってきているので、期待してください!」と笑顔をみせた。

 名古屋はFWケネディが腰痛の影響でメンバー外。U-23日本代表候補に選出されたFW金崎夢生が1トップを務め、2列目には右から今季初先発のMF小川佳純、FW玉田圭司、永井が入った。一方の鳥栖は4日に行われたナビスコ杯・仙台戦で尹晶煥監督が退席処分を受けた影響で1試合のベンチ入り停止。代わって金熙虎コーチが指揮を執った。DF磯崎敬太が故障のため欠場し、MF金民友が左SBで先発した。

 立ち上がりから果敢に攻めた鳥栖だったが、得点にはつなげない。すると名古屋がファーストシュートを得点につなげた。前半27分、右サイドでドリブルしようとしたFW池田圭のボールをMFダニルソンがカット。ボールを奪うと左サイドを駆け上がる。この左クロスに走り込んだのは永井だった。低いボールに合わせて、ヘディングシュート。GK赤星拓の手の間を抜けたボールはゴールネットへ吸い込まれた。名古屋が先制に成功した。

 前半41分には鳥栖にアクシデント。パスを出した際に右足大腿裏を痛め、池田が負傷交代。代わってFWトジンがピッチへ送られた。先制された鳥栖だったが、その後はFW豊田陽平やMF水沼宏太を起点に幾度もチャンスを演出。シュート数では相手を上回る攻撃をみせた。しかし得点にはつながらず。前半を名古屋リードの1-0で折り返した。

 後半に入っても鳥栖が果敢に攻め込む。左SBの金が果敢に攻撃参加。豊田とのワンツーでPA内へ切れ込み、自らシュート。これはGK楢崎正剛に止められた。その後も決定機をつくるが、いずれも楢崎に阻まれる。後半33分には水沼に代わって、FW岡田翔平が出場。岡田の左CKからトジンがヘディングシュートを狙うが、楢崎がストップ。1点が奪えない。

 鳥栖のストロングポイントであるMF藤田直之のロングスローからの攻撃も得点にはつなげず。右サイドから藤田がロングスロー。MF野田隆之介が頭で合わせたがクロスバー上方へ外れた。終了間際の45分にも藤田がロングスローでみせる。GK楢崎が弾いたボールをゴール正面に詰めていた岡田が左足ボレー。決定的なシーンだったが、クロスバー上方へ大きく外れた。

 対する名古屋は後半25分に早くも金崎に代えて、DFダニエルを投入するなど、守備を固める。楢崎の好セーブもあり、1点を守りきると1-0の勝利を飾った。守護神・楢崎は試合後「一人で守っている訳ではなく、チームで守っているので」とキッパリ。「ここからみんなで盛り上げて、勝ちにつなげていきたい」と今季初の公式連勝を弾みにしたいと誓っていた。

TOP