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チーム最多のシュート3本で気を吐いたチョ・ヨンチョル「早く勝って流れを変えたい」

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[4.7 J1第5節 大宮0-3C大阪 NACK]

 チームはなすすべなく敗れた。大宮アルディージャは第2節の新潟戦(2-1)以来、これで公式戦5試合勝ちなし(2分け3敗)となった。甲斐ないチームにFWチョ・ヨンチョルは、試合後のミックスゾーンで悔しさをあらわにした。

「ボールは回っているが、最後のところでもっと思い切り突破したり、ゴール前フィニッシュのところでアグレッシブを出さないと点は入らない」

 自身はチーム最多のシュート3本を放つなど気を吐いた。前半7分、中央に切り込んで右足でミドル。20分にも左サイドを仕掛け、逆サイドを狙ったシュートを放った。しかしいずれもゴールに結び付かなかった。逆に後半はC大阪の一方的な攻撃を受け、大宮のシュート5本に対し、C大阪は倍以上となる11本のシュートを放った。チョ・ヨンチョルも後半は1本もシュートを放つことは出来なかった。「(後半は)相手がやりたいサッカーを自由にやらせてしまった。PKで点を取られたあと、前向きにプレー出来ればよかったが、そこで(立て続けに)失点してしまって難しくなった」と厳しい表情で振り返った。

 さらに同じ韓国出身のMFキム・ボギョンに2発を決められた。同い年の活躍に「とても悔しい」と素直な言葉を口にした。

「早く勝って流れを変えたい」とチームの現状を嘆いたチョ・ヨンチョル。「ストライカーらしい気持ちを持ってやっていきたい」と最後は自らを奮い立たせるように話していた。

(取材・文 児玉幸洋)

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