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トップ下で先発の金久保「前からという意識を出さないと」

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[4.7 J1第5節 大宮0-3C大阪 NACK]

 大宮アルディージャのトップ下には、右足関節捻挫で離脱中のMF東慶悟に代わり、MF金久保順が起用された。しかし、チームは0-3の完封負け。攻撃を活性化させることは出来なかった。

「最終的にシュートまで持ち込めていない。最低でもチームとして(シュートを)2ケタ放たないと(公式シュート数は9本)。もっと前からという意識を出していかないといけない」とチームの攻撃意識の希薄さを指摘した。

 先月24日の仙台戦(1-4)で、チームの司令塔の東が右足を負傷。代わって第4節の名古屋戦(1-1)、水曜日に行われたナビスコ杯の鹿島戦(0-1)と公式戦2試合連続で先発出場が続いている。名古屋戦では得点も記録。“代役”とは呼ばせない活躍が期待されるが、この日はC大阪DF陣を崩せなかった。

「(今のチームは)すぐに気落ちをしてしまう。どっしり構えて、強い気持ち持ってやっていきたい」。後半8分にPKで失点後、立て続けに2失点を喫したチームの精神面での不安定さも口にした。さらに「やるのは選手。責任を持ってチームのために動かないと。いろいろな部分が足りていない」と選手の意識改革を促した。

 試合後、鈴木淳監督は「また次のゲームに向けてトレーニングしていきたい」と切り替えを口にした。次節の横浜FM戦(ニッパ球)まで1週間。どこまで立て直しを図れるか。チームの奮起を期待したい。

(取材・文 児玉幸洋)

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