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浦和が09年以来の神戸戦勝利!!今季2度目の連勝で5戦負けなし

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[4.14 J1第6節 浦和2-0神戸 埼玉]

 浦和レッズはホームでヴィッセル神戸と対戦し、2-0で勝利した。浦和は神戸戦では2009年6月27日の対戦(2-0)以来、5連敗中だったため、実に3シーズンぶりの神戸戦白星となった。開幕戦・広島戦(0-1)こそ落としたものの、今季2度目の連勝を飾ると5戦負けなし(4勝1分)と好調をキープしている。一方の神戸は、開幕連勝の勢いは消え、4戦無得点で痛恨の4連敗を喫した。

 立ち上がりから、攻守が次々と入れ替わる激しい展開となった。まずは前半8分、MF柏木陽介のパスからMF平川忠亮が右クロス。最後はゴール前のFWポポがシュートを狙うも、DFに阻まれた。すると逆に神戸が決定機を迎える。同9分、FW吉田孝行が大きくサイドチェンジ。ロングボールをトラップしたFW大久保嘉人がゴール左から放ったシュートはクロスバーを叩いた。同10分には、再び浦和が攻める。MF鈴木啓太がスルーパス。平川の右クロスにMFマルシオ・リシャルデスが飛び込むが、得点にはつながらなかった。

 その後もなかなかスコアは動かない。神戸はセットプレーからチャンスを作り、DFイ・グァンソンがヘディングシュートを狙うもDFに阻まれた。浦和もショートパスをつなぎ、バイタルで仕掛けたがシュートは決まらない。0-0のまま前半を折り返す。

 迎えた後半、早くに試合は動いた。後半8分、柏木が蹴りこんだ左CKからのボールはゴール正面でワンバウンド。飛び込んだDF槙野智章には届かない。それでも、こぼれを拾ったMF阿部勇樹が右足トラップから左足シュート。GKを正面にしながらも冷静に突き刺し、浦和が先制に成功した。

 その後も浦和の攻撃は止まらない。直後には流動的なパスワークでチャンスメイク。中央からの波状攻撃をみせ、柏木からポポへつなぐと、最後はPA左からマルシオがシュート。これはクロスバー左を叩く。こぼれを拾った柏木がシュートを狙うが、決めることはできない。1-0のまま時間は進んだ。その後、後半24分に浦和はポポに代わって、FW原口元気をピッチへ送った。

 対する神戸は失点後の後半15分には吉田に代えて、MF小川慶治朗。同26分にはFW都倉賢に代わって、FW茂木弘人をピッチへ送った。

 しかし、後半32分に浦和が2点目を奪ってみせた。ドリブルで左サイドから中央へ流れようとした原口が倒され、FKを獲得。ゴール正面、遠目の位置でのFKをマルシオが蹴り込む。鮮やかな軌道を描いたボールはゴール左へ吸い込まれた。マルシオの2戦3得点の活躍で2点差に突き放した。

 後半32分にマルシオが足を負傷。代わってDF濱田水輝が出場した。同45分には浦和は最後の交代枠を使い、鈴木に代わり、MF小島秀仁をピッチへ送る。その後も積極的に攻め込む原口が前線へ走り込んだMF梅崎司へパス。梅崎のシュートはクロスバー上方へわずかに外れた。2-0のままに試合は終了。浦和が過去5連敗中だった“鬼門”神戸を相手に今季2度目の連勝を飾った。

 試合後、自身今季初得点となる先制点を決めた阿部は得点シーンを振り返り、「槙野が前で潰れてくれた。陽介がいいボールを入れてくれたし、陽介と槙野のプレーに感謝したい。入って良かったです」と満面の笑顔で話していた。

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