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大分、ワーストの13連敗

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[7.4 J1第16節 大分 1-2 千葉 九石ド]

 最下位の大分トリニータはホームでのジェフユナイテッド千葉戦を1-2で落とし、泥沼の13連敗。J1では90分間制でのワースト記録となり、延長Vゴール制が採用されていた2001年以前を含めると単独3位の連敗記録になった。

 大分にとっては16位・千葉との負けられない一戦。だが、先制点を奪ったのは千葉だった。前半5分、MF工藤浩平のスルーパスにに反応したFW深井正樹がドリブルで独走。そのまま左足シュートをゴールへねじ込んだ。大分は試合開始直後の痛恨の失点。だが、大分は直ぐ様試合を振り出しに戻す。7分、左サイドを深くえぐったMF家長昭博の折り返しをMF高橋大輔が押し込み同点とした。
 それでも、不振の続く大分は持ちこたえることができない。23分、千葉MF下村東美のドリブル突破にあっさりと中央を破られ、勝ち越しゴールを献上。再び追う展開となった。

 これ以上勝ち点を落とすことができない大分は後半、必死の反撃に出る。ボランチで先発したMF清武弘嗣や家長が積極的に1対1で勝負を仕掛け、チャンスをつくりだす。27分には家長のクロスを高橋がヘディングシュート。直後には再び左サイドをえぐった家長のクロスに13試合ぶり先発のFW高松大樹が飛び込んだ。
 だが、どうしてもゴールを奪うことができない。後半35分過ぎからはDF森重真人を前線に上げてパワープレーを仕掛けた大分だったが、ゴール前で懸命に大分の攻撃を跳ね返す千葉の堅守を破ることができないまま試合終了。連敗ストップを果たすことはできなかった。

 試合後のインタビューで大分・シャムスカ監督は攻め続けた後半について「チャンスをいかすことができなかった」とがっくり。サポーターへ向けて「いいポジションへ帰ってくることを信じて応援を続けてほしい」とコメントした。
 
(文 吉田太郎)

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