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浦和は最終戦に勝利も、決勝T進出はならず…

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[5.1 ACL第6節 ムアントン・ユナイテッド0-1浦和 ムアントン・タニ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は1日、グループリーグ第6節2日目を行った。F組の浦和レッズは敵地でムアントン・ユナイテッド(タイ)と対戦した。浦和は後半開始直後にDF那須大亮が挙げたゴールを守り切り1-0で勝利。しかし、同時刻に行われた広州恒大(中国)と全北現代(韓国)の試合が0-0に終わったため、浦和はグループ3位で予選敗退となってしまった。

 浦和は3-4-2-1の布陣。3バックには右からDF坪井慶介、DF那須大亮、DF森脇良太を配置。中盤では出場停止のMF鈴木啓太に代わり、MF柏木陽介がボランチの位置に入り、MF矢島慎也とMFマルシオ・リシャルデスを2列目に起用している。

 序盤は地の利があるムアントン・ユナイテッドが主導権を握る。細かくパスをつなぎながら、上手く攻撃を加速し、浦和のゴールに迫る。一方浦和も前半14分にはMF阿部勇樹からサイドチェンジンボールが左に出る。これをMF宇賀神友弥が受けてPA内までドリブルを仕掛けたが、対応に来たDFに行く手を阻まれた。

 前半15分にはムアントン・Uがチャンスをつくる。左サイドからの折り返しを中央で受けたチャッカパンがシュート。これはGK加藤順大が正面で抑えている。その後もムアントン・Uにボールを保持された浦和だが、決定機はつくらせなかった。

 30分を過ぎてもシュートを打てない浦和に、チャンスが訪れる。前半34分、FW興梠慎三が相手のパスをカット。ドリブルでゴールに迫ったが、飛び出してきたGKに止められて、ここもシュートまで持って行けなかった。その直後には、右サイドのクロスに対しマルシオ・リシャルデスが飛び込み、右足で合わせたが、シュートはクロスバーを越えて行った。

 前半終了間際にも、浦和はPA内に走り込んだ宇賀神へロングボールを送る。シュートまで持ち込もうとした宇賀神だったが、ミートできなかった。さらに前半ロスタイムにも、左サイドからDF森脇良太が入れたクロスを相手GKがこぼす。これを興梠がゴールに流し込んだが、オフサイドポジションにいたため得点は認められなかった。結局、前半はスコアレスで折り返している。

 後半に入り、浦和は積極的なプレーを見せる。1分、森脇が強烈なシュートをゴールマウスに飛ばしたが、GKに弾かれた。しかし、これで得たCKの流れからマルシオ・リシャルデスがクロスを上げると、フリーになっていた那須が右足で合わせて浦和が先制した。

 後半13分にも高い位置で興梠が倒されてFKを得ると、素早くプレーを再開。ゴール前にクロスを入れると、PA内で矢島がボールをコントロールしてループシュートでゴールを狙ったが、ボールはGKにクリアーされた。その後も圧倒的に攻め込む浦和は、後半23分に興梠のプレッシングから追加点のチャンスをつくる。GKのミスキックを誘い、PA内でマルシオがカットしたが、シュートはクロスバーを越えて行った。

 後半24分には、坪井との交代でDF槙野智章がピッチに入る。さらに2分後には矢島に代えてMF関口訓充を投入した。後半は4分のロスタイムがあったが、しっかりと時間を使い切った浦和は1-0で勝利を収めた。勝ち点3を重ねて、全北現代と勝ち点10で並んだ浦和だったが、直接対戦の結果で3位に終わり、グループステージ突破には届かなかった。


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