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川崎Fが無念のACL敗退…新戦力MF山本悠樹は鮮烈等々力デビューも「勝てないと意味がない」

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MF山本悠樹

[2.20 ACL決勝トーナメント1回戦 川崎F 2-4 山東泰山 等々力]

 川崎フロンターレは20日、AFCチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦で山東泰山(中国)に2-4で敗れ、逆転での敗退が決まった。試合後、フラッシュインタビューに応じたMF脇坂泰斗は「負けてしまったので頭の整理がまだできていない。悔しいの一言」と肩を落とした。

 厳しい中国アウェーで3-2の勝利を挙げ、1点のアドバンテージを持ってホーム等々力での第2戦に臨んだ川崎F。ところがこの日は序盤から局面のデュエルで圧倒されると、前半25分までに2失点し、まさかの逆転を許した。同30分にはDF三浦颯太、後半14分にはFWエリソンの加入後初ゴールで再逆転を果たしたが、終盤にもミスが多発。同28分にミドルシュートで追いつかれ、最後は同45+7分にセットプレーから失点し、アジア制覇の夢が破れた。

 試合後、脇坂は「失点は自分たちのミス絡みだったし、修正するところ。あとは決め切るところ、その前のところが課題に挙がる」と反省点を指摘。J1リーグ開幕を間近に控えた中でのACL敗退に「非常に悔しいけど、リーグ戦や他のタイトルがあるのでそれのてっぺんを目指して頑張っていきたい」となんとか前を向こうとした。

 今季G大阪から加入し、ホーム等々力デビューで攻守に鮮烈なパフォーマンスを見せたMF山本悠樹は「いくら自分のプレーが良くても勝てないと意味がない。チームを勝たせられるようにまたやっていかないといけない」ときっぱり。「自分たちの流れでもう少し得点が取れたらよかった。うまくいっていない時間に耐え切る力をチームとしてつけないといけないとACLのホーム&アウェーを通して感じた」と敗因を口にした。

 この日は平日午後5時キックオフというACL特有のスケジュールの中、11732人の観衆が詰めかけた。山本は「平日ナイターという難しい時間帯にもかかわらず、これだけたくさんのお客さんに来ていただいて、一緒に戦っていただいて、選手として光栄だった。あとは僕たちが結果をもぎ取るだけだったと思うので本当に悔しい」と心境を吐露しつつ、「すぐにまたリーグ戦も始まるので、切り替えて残されたタイトルに全力で挑めれば」と奮起を誓った。

●ACL2023-24特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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