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アルヒラルの連勝世界記録が34でストップ!! ACL準決勝第1戦で2点差敗戦…ネイマールら不在のままアジア制覇に黄信号

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負傷離脱中のFWネイマール

[4.17 ACL準決勝 アルアイン 4-2 アルヒラル]

 AFCチャンピオンズリーグは17日、西地区準決勝第1戦を行い、前回準優勝のアルヒラル(サウジアラビア)がアルアイン(UAE)に2-4で敗れた。アルヒラルは23日にホームでの第2戦を控えるが、3大会連続の決勝進出に黄信号。またギネス記録に認定されていた昨年9月からの公式戦連勝記録も34でストップした。

 西地区で近年絶対的な強さを誇ってきたサウジアラビアのタレント軍団が窮地に立たされた。UAE国内で降り続いた豪雨の影響により、当初の予定から1日後ろ倒しで行われたACL準決勝第1戦。アルアインサポーターで超満員となったハッザ・ビン・ザイードスタジアムに乗り込んだが、立ち上がりからホームチームの勢いに屈した。

 まずは前半6分、セルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチが味方のゴールキックを収め損ねると、アルアインのMFヤヒア・ナデルの侵攻を許し、スルーパスから大ピンチ。最後はモロッコ代表FWスフィアン・ラヒミに右足シュートを叩き込まれた。

 そこからはアルアインが止まらなかった。前半23分、スルーパスにオフサイドギリギリで抜け出したラヒミがGKモハメド・アルオワイスのファウルを誘ってPKを獲得すると、これをラヒミが自ら決めて2点目。さらに同33分、今度はDFエリク・ボセイムが裏に抜け出してDFアリ・アルブライヒのタックルを受けてPKをもらい、同37分にもラヒミが決めて3-0とした。

 対するアルヒラルは前半アディショナルタイム6分、FWマウコムがエリア内で倒されてPKを得るも、直前のプレーでFWミシャエウにオフサイドがあったとして、VARの介入で取り消し。3点差がついたままハーフタイムを迎えた。

 それでもアルヒラルは後半4分、ミリンコビッチ・サビッチが右ポケットを攻め上がり、ペナルティエリア内での横パスからマウコムが決め、起死回生の1点を返す。ところが直後の同8分、ドリブルを仕掛けてきたラヒミをDFカリドゥ・クリバリが倒し、PKを献上。これをFWアレハンドロ・ロメロに決められ、1-4と突き放された。

 勢いを削がれたアルヒラルは後半32分、ミリンコビッチ・サビッチとFWサレフ・アルシェフリの連続シュートで攻め込み、FWサレム・アルダウサリが押し込んで1点を返したが、反撃はここまで。重い2点のビハインドを背負って1週間後のホームゲームに臨む形となった。

 アルヒラルは現在、昨年10月に左膝の重傷を負ったブラジル代表FWネイマールの他、加入初年度にして今季公式戦35試合33ゴールを挙げているFWアレクサンドル・ミトロビッチ、モロッコ代表GKヤシン・ブヌが負傷離脱中。主力不在のまま3シーズンぶりのアジア奪還が一歩遠ざかった。

●ACL2023-24特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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