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就任2戦目で初勝利、G大阪の松波監督「まだまだ1勝しただけ」

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[4.3 ACL GL第3節 G大阪3-1ブニョドコル 万博]

 今季公式戦6戦勝ちなし(1分5敗)と苦しんでいたガンバ大阪が待望の初勝利を手に入れた。3日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2012のグループリーグ第3節、ホームで行われたブニョドコル(ウズベキスタン)戦に3-1で勝利。公式戦7戦目での白星獲得となった。

 試合後、チームとして今季初の先制点を決めたMF遠藤保仁は「(初勝利まで)遅かったですけど、きょうこそはみんなで勝とうと試合前から言っていた。このホームでの試合で負けたら厳しくなっていくのは分かっていた」と安堵の表情をみせた。

 これまでの試合では攻撃の形さえ、つくることができず。遠藤が孤立する場面もあったが、この日は序盤から連動した厚みのある攻撃を披露。SBの藤春廣輝が果敢な攻撃参加をすれば、前線ではMF武井択也が後ろから飛び出してのミドルシュート。MF倉田秋がFWラフィーニャのサポートに周り、バイタルでの崩しをみせた。そして前半14分、ラフィーニャとのワンツーから遠藤がミドルシュートで先制点を奪うと、後半には枚数をかけた波状攻撃を起点に2度のPKを獲得。今季最多の3得点を決めた。また今季初先発したMF寺田紳一とFW佐藤晃大が攻撃で躍動をみせるなど、指揮官の采配がハマった。

 しかし、松波正信監督は「先制点を取ったあとは引いた部分があった。ハーフタイムには後半はもっと前から行こうと話した」と言い、序盤の戦いぶりを厳しい表情で振り返ると「まだまだ1勝しただけ。チームとして苦しい状態には変わらない。これから勝ち点を積み重ねないと」とキッパリ話した。

 ACLの次節・ブニョドコル戦(タシケント)は遠藤が累積警告による出場停止となるため、より攻撃陣の奮起が期待される。まずは中3日で迎える7日に、敵地でリーグ戦の広島戦が控えている。この勝利をまずはリーグ初白星につなぎ、その先のACLでの連勝につなげたいところだ。

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