beacon

遠藤欠くG大阪は敵地で3失点…グループ最下位転落

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.18 ACL第4節 ブニョドコル3-2G大阪 タシケント]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2012のグループリーグ第4節が18日に各地で行われた。E組の3位ガンバ大阪は敵地で4位ブニョドコル(ウズベキスタン)と対戦。一時はMF倉田秋のゴールで1-1に追いつくも、その後に2失点。終了間際にはMF阿部浩之の公式戦連弾で1点を返すも、2-3の敗戦を喫した。これにより、ACLでの通算成績は1勝3敗となり、ブニョドコルに順位を入れ替えられるとグループ3位から最下位に転落した。

 G大阪はホームで行われた前節のブニョドコル戦(3-1)で通算2枚目の警告を受けたため、今節はMF遠藤保仁が出場停止。中盤の核を欠いての戦いを強いられた。この日のシステムは4-2-3-1を採用。GK藤ヶ谷陽介、DFラインは右から加地亮、中澤聡太今野泰幸、藤春廣輝。ダブルボランチを明神智和と武井択也が務め、2列目は右から佐々木勇人、二川孝広倉田秋。FW佐藤晃大が1トップを務めた。

 互いに積極的にシュートを放ち、序盤から一進一退の攻防が続く。前半10分にはG大阪がチャンスをつくった。後方からの縦パスに佐藤が抜け出す。正面から仕掛けるがPA手前でDFカリモフに倒され、シュートまでは持ち込めない。すると直後に失点。左サイドを押し込まれると、ずるずると最終ラインが後退。MFカルペンコに右クロスを上げられると、中澤の前にFWムルゾエフに入られてヘディングシュートを叩き込まれた。0-1と1点を追う展開となる。

 それでも前半19分、早くも試合を振り出しに戻した。G大阪らしいパスワークで攻め上がると、二川とのパス交換から倉田がミドルシュート。PA手前左から右足で放ったシュートはゴールネットを揺らした。1-1と同点に追いつく。同25分には倉田の右クロスをファーサイドの二川がダイレクトでシュート。これはクロスバーを叩く。
 
 その後は互いに攻めるもゴールは生まれず。こう着状態が続いた。このまま前半は終わるかと思われたが前半終了間際の41分に痛恨の失点。先制されたシーンとは逆サイド、MFサリイェフに左サイドからアーリークロスを許すと最後はMFトゥラエフがヘディングシュート。浮き球のボールはGK藤ヶ谷の頭上を越え、ゴールネットへ吸い込まれた。2度目のリードを奪われ、1-2で前半を折り返した。

 後半からG大阪は佐々木に代わって、FWラフィーニャと投入。システムを4-4-2に変更し、ラフィーニャと佐藤が2トップを組んだ。後半12分には、この2トップが連動した動きでチャンスメイク。左サイドから仕掛けたラフィーニャがマイナスの折り返し。これを受けた佐藤がシュートするもGKに弾かれる。走り込んだ明神がこぼれ球を拾い、シュートを狙うもGK正面。追加点は奪えない。

 後半20分には二川に代わって、MF阿部浩之が出場。直近のリーグ戦・川崎F戦(3-2)で途中出場で決勝点を決めた大卒ルーキー阿部をピッチへ送った。同27分には藤春が左サイドを駆け上がり、ミドルシュートを狙うが枠を外れる。同35分には最後の交代枠を使い、倉田に代わってFWパウリーニョを送り出した。

 しかし後半39分にダメ押しの3点目を奪われる。縦パス一本で右サイドへ抜け出される。オフサイド気味の位置だったが旗は上がらない。今野が必死に追走したが追いつくことはできず。GKとの1対1から途中出場のFWソリエフに冷静に流し込まれ、1-3とダメを押された。その後はシュートまで持ち込めない。

 それでも終了間際のロスタイム3分には右CKを獲得。パウリーニョがニアサイドへ蹴り込んだボールはニアサイドのDFがクリア。こぼれを拾ったパウリーニョがクロスを入れる。ゴール正面の阿部が混戦から必死にヘディングシュート。阿部の公式戦2戦連弾で1点差に詰め寄ったものの、2-3で試合は終了。G大阪はE組最下位に転落した。

▼関連リンク
ACL2012特集

TOP