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3連敗でGL敗退の湘南U-18…DF本多康太郎「3試合で8失点は絶対あってはならない」と悔やむ

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U-17日本代表の湘南U-18DF本多康太郎(2年=22番)は強靱なフィジカルを生かした守備を見せただけでなく、攻撃にも積極的に絡んだ

[7.26 クラブユース選手権(U-18)大会GL第3節 仙台ユース 2-1 湘南U-18 前橋フD]

 U-17日本代表DF小杉啓太(3年)、DF本多康太郎(2年)が出場し、注目を集めた湘南ベルマーレU-18。だが、JFAアカデミー福島戦は2-3、サンフレッチェ広島ユース戦は1-3、ベガルタ仙台ユース戦は1-2で敗れて3連敗に終わった。

 この結果に対し、本多は「悔しいしかないです。攻撃陣は1試合必ず1点取っていて、そんな中で3試合で8失点していて、絶対あってはいけない数字だと思います」と反省の弁を述べていた。

 チームとして、守備で一番の課題だった点については「最後の体を張るところが一人一人足りていないと強く感じました。あれだけフリーにさせたら、それは入れられるだろうというシーンばかりだったので、もっとコミュニケーションを取って守備をしないといけないと本当に強く感じました」と語る。この日も仙台ユースMF河野和真(3年)をフリーにして、ゴールを許してしまった。U-17日本代表の一員としてアジアの頂点に立ち、チームへと帰ってきた。しかし、不本意な結果が続き、もっとチームメイトと対話をしていかなければいけないと痛感していたようだった。

 そんな中、攻撃では再三右サイドを駆け上がり、決定機をつくり出すなど存在感を発揮した。「攻撃のところ、得点シーンは自分たちの思い通りで、質も高くなってきたので、引き続きそれは県リーグでも発揮していきたい」と攻撃には手応えを感じている。そして課題の守備では「守備陣は1失点以下とかじゃなくて無失点。無失点でいかないと、このままだと県リーグも危ないと感じます」と神奈川県リーグ1部を勝ち抜いてのプリンスリーグ関東昇格という目標達成にも危機感を強めている。

 小杉と共に、アジアの舞台を経験した本多がさらにチームメイトとのコミュニケーションを高め、守備陣を引っ張っていくことで、無失点を達成しチームの目標達成に全力を尽くす構えだ。そうしたチームでの活躍が、代表での活躍にもつながっていくはずだ。

(取材・文 小林健志)

●【特設】第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

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