アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、ブラジル代表との準決勝に意気込みを示した。

　コパ・アメリカ準々決勝で、ベネズエラと対戦したアルゼンチン。開始10分にFWラウタロ・マルティネスが華麗なヒールでのフリックで先制弾を挙げると、その後押し気味に進め、74分に途中出場のMFジオバニ・ロ・チェルソが追加点を奪い、2-0で勝利を収めた。

　グループリーグでのパフォーマンスにより多くの批判を浴びていたアルゼンチンだったが、この試合は攻守に渡って連動性が生まれ、リオネル・スカローニ監督の采配が的中するなど、会心の勝利となった。

　試合後、主将メッシは試合内容に満足感を示している。

「チームは常にしっかりしていたと思う。この大会は勝利するのが難しい。僕らは完璧な試合をしたね。守備に問題はなかったと思う。スペースを与えなかったし、良い距離感で速攻の機会を待っていた。ここには、フットボール以外の面でも素晴らしいグループがある。人としてね」

　準決勝では、激しいライバル関係にあるブラジルと激突することになったアルゼンチン。32歳の主将は、難し一戦になるとしながらも、団結していることを強調した。

「順調に勝ち上がってブラジルと戦う。非常に集中しなければならない。アルゼンチンとブラジルでは、どちらが優位かなんて言うことは難しい。彼らは母国開催で、地元のファンとともに戦うだろう」

「(指揮官リオネル)スカローニはコーチングスタッフ、そして選手たちとも団結している。僕らには目標があるんだ」

　過去2大会では決勝新津を果たしているアルゼンチンだが、宿敵との大一番はどのような結末を迎えるのだろうか。準決勝は日本時間7月3日に行われる。

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