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世界一を懸けてアジア勢との決勝へ…レアルのアンチェロッティ監督「サッカーは変わってきている」

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レアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督

[2.8 クラブW杯準決勝 アルアハリ 1-4 R・マドリー ラバト]

 レアル・マドリー(スペイン)は8日、FIFAクラブワールドカップ2022の準決勝でアルアハリ(エジプト)と対戦し、4-1の快勝を飾った。試合後のカルロ・アンチェロッティ監督のコメントをクラブ公式サイトが伝えている。

 レアルは大黒柱のFWカリム・ベンゼマを欠く中、前半42分にFWビニシウス・ジュニオール、後半1分にMFフェデリコ・バルベルデが決めて2点をリード。同20分にPKで1点を返されると、終盤には逆に自分たちがPKのチャンスを迎えたが、MFルカ・モドリッチのシュートはGKに止められた。

 それでも後半アディショナルタイム2分、FWロドリゴ・ゴエスがネットを揺らし、同8分にはカスティージャのMFセルヒオ・アリバスがダメ押し弾を奪取。4-1と相手を突き放し、ファイナル進出を決めた。

 アンチェロッティ監督は「ゲームを1時間うまくコントロールでき、(2-0になって)試合が終わったと思ったらオープンな展開になってしまった。しかしその後、いい形で終えることができた」と振り返り、「会場の雰囲気はレアル・マドリーにとって良いものだったので、ファンに感謝したい。今日は良いプレーをし、あらゆることをトライしてきた相手との素晴らしいフェアなゲームだった」と語っている。

 11日の決勝で顔を合わせるのは、準決勝で南米代表のフラメンゴ(ブラジル)を3-2で破ったアジア代表のアルヒラル(サウジアラビア)。アンチェロッティ監督は4大会ぶりの優勝を懸けた大一番に向け、次のように言及した。

「我々は良いプレーをして準決勝に勝利し、決勝進出に値したチームと対戦する。個人のクオリティが高く、チームとしても優れているこのチームに敬意を払わなければならない。彼らは決勝でプレーすることに興奮しているだろうし、我々もそうだ。試合の準備をしっかりとやり、選手たちに明確な指示を出し、良い戦略を立てる必要がある。しかし、我々にはその手のプレッシャーを非常にうまく対処できる選手たちがいる」

「サッカーが変わってきているのは、世界中に同じように競い合い、戦い、勝つことのできるチームがたくさんあるからだ。フラメンゴの敗退は驚いたが、彼らはプレシーズン中でフィジカル面のレベルがピークに達していない一方、シーズン真っ只中の他のチームはピークに達している」

 決勝では離脱中のベンゼマを招集する可能性も報じられている。指揮官は同選手や他の怪我人について「彼らはまだ完全には回復していない。カリムはかなりいい調子だが、(エデル・)ミリトンはより疑わしい状態だ。試合前に練習して判断することになる」と述べ、「また、今日発熱していた(ダニエル・)カルバハルと、マジョルカ戦の影響で少し筋肉過負荷の怪我を負っていた(マルコ・)アセンシオが復帰する」と明言した。

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