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[AFCフットサル選手権2012]日本代表が3-0で豪州に完勝。3大会ぶりの決勝進出!!

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 AFCフットサル・アジア選手権は30日、準決勝を行い、日本はオーストラリアと対戦した。前半は互いに決定機を生かせなかったが、後半に入り試合は動く。後半8分、キャプテンのFP木暮賢一郎がFP逸見勝利ラファエルの折り返しを決め、日本が待望の先制点を挙げた。その5分後にはFP北原亘が追加点を挙げて、リードを広げる。さらにパワープレーに出たオーストラリアから逸見がダメ押し点を挙げて、3-0で3大会ぶり6度目の決勝進出を果たした。

 日本は立ち上がりからボールを回す。対するオーストラリアは、守備を固めてカウンターを狙う。前半3分には速攻からピンチを迎えた日本だが、GK川原永光が右足でブロックする。同4分にはキックインからFP稲葉洸太郎が抜け出し、GKと1対1になるがシュートは左に外れて行った。

 その後も日本は攻め込みながらも、なかなか得点を挙げられない。同9分には左サイドから速攻を受け、ピンチを迎えるが、相手のシュートが枠の左に外れて失点を免れた。同12分にはFP高橋健介が立て続けに2度のシュートチャンスを得るが、決めきれない。さらに同13分にもキックインからFP逸見のシュートが右ポストを叩く。同14分には右サイドをFP小曽戸允哉が突破。ゴール正面でフリーになったFP北原亘が合わせたが、ボールは左ポストに当たり、得点を挙げることができない。

 逆に前半18分には速攻から、ゴール正面でオーストラリアの選手にフリーでシュートを打たれるが、ボールは大きく上に外れる。結局、前半は0-0のままで終了した。

 後半に入ると、立ち上がりは日本がボールを支配して攻め込んだが、最初のビッグチャンスはオーストラリアに訪れる。後半5分、速攻からFPグレゴリー・ジョベナリが縦にパスを入れると走り込んだFPダニエル・スティーブンがGK川原と入れ替わる形でボールを受ける。日本のゴールは無人になっていたが、スティーブンのボールコントロールミスに助けられ、試合は0-0のままで進む。

 先に試合を動かしたのは、日本だった。同8分、右サイドから逸見がゴール前に送った早いパスを木暮が決めて、日本が待望の先制点を手にする。その後も日本は決定機をつくり、同13分には北原が左サイドに走るFP小曽戸允哉にパス。小曽戸がヒールで折り返したところに、北原が走り込み、2点目のゴールを挙げた。

 残り時間が3分40秒を切ったところで、オーストラリア代表はGKも含めた5人で攻撃を仕掛けるパワープレーに出てくる。キャプテンのジョベナリが強烈なシュートを放つが、GK川原がしっかりとブロックする。その後も日本は、5人でボールを回してくるオーストラリアにシュートを打たれても、GK川原が防ぎ、得点は許さない。そして残り10秒となったところで、自陣で相手のパスをカットした逸見が無人のオーストラリアゴールにロングシュートを決めて、3-0と試合を決定づけた。

 このまま、日本代表は3-0でオーストラリア代表を下し、日本開催の07年大会以来となる決勝進出を決めた。日本は6月1日に2度目のアジア王者の座を賭けて、今年11月に開催されるW杯の開催国であるタイと決勝を戦う。

オーストラリア 0-3(前半0-0) 日本
<得点者>
[日]木暮賢一郎(28分)、北原亘(33分)、逸見勝利ラファエル(40分)

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