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石川の直接FKで先制も、山形は富山に追いつかれドロー

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[7.8 J2第23節 富山1-1山形 富山]

 4位モンテディオ山形は敵地で21位カターレ富山と対戦し、1-1で引き分けた。2位浮上のチャンスもあった一戦で痛恨のドロー。5位へ順位を落とした。前半終了間際のロスタイム3分にDF石川竜也の直接FKで先制するも、後半40分にMF加藤弘堅に同点ゴールを決められた。

 立ち上がりから山形が攻め込んだ。前半10分には右クロスに飛び込んだFW中島裕希がシュートを打つも枠を外れた。その後もFW萬代宏樹や中島がシュートを狙うも枠を捉えることはできず。得点にはつなげない。同41分には敵陣中央でボールを奪取し、中島から萬代へパス。最後はMF船山祐二が詰めたがシュートで終われなかった。

 それでも前半終了間際のロスタイム3分、山形がセットプレーから先制に成功する。FKのキッカーを務めるMF宮阪政樹が負傷欠場の一戦だったが、石川が魅せた。ゴール右からのFK、左足で直接狙うと蹴り込んだボールはゴール右へ吸い込まれた。1-0で前半を折り返した。

 後半に入っても山形は攻撃の手を緩めない。後半17分には中央でボールキープした船山が右サイドへ展開。FW山崎雅人からのパスを受けたDF小林亮の右クロスに途中出場のFW太田徹郎が頭で合わせたがDFに阻まれた。その後も後半から出場した太田が必死に仕掛けるも追加点は遠い。

 すると後半40分に耐える時間の続いていた富山が意地をみせた。右サイドから仕掛けたFW平野甲斐のシュートはGKに弾かれるも、ファーサイドでこぼれを拾った途中出場のMF加藤弘堅が左足ダイレクトで押し込んだ。「サイドの選手が粘ってくれて、少し難しいボールだったが上手く決まって良かった」と振り返る加藤のゴールが決まり、1-1に追いついた。

 2度目のリードを奪いたい山形は、失点直後に太田がミドルシュートを狙うもGKの好セーブに阻まれる。山崎らがドリブルで仕掛けるもシュートで終わることはできない。1-1で試合は終了し、勝ち点1を分け合った。

 試合後、同点弾を決めた富山の加藤は「途中出場でまずは1点を取ることを考えていたが、もう1点取れればよかった」とゴールにも険しい表情。7戦未勝利(3分4敗)という状況に「最低の勝ち点1は取れたことは良かったと思うが、ここから勝っていかないといけない」とキッパリ話した。

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