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金崎初先発で酒井高とマッチアップ、同一試合で日本人4選手が出場

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 ブンデスリーガは23日、第23節を行い、FW岡崎慎司とDF酒井高徳の所属するシュツットガルトはホームでMF清武弘嗣とMF金崎夢生の所属するニュルンベルクと対戦し、1-1で引き分けた。金崎が移籍後初先発を果たし、清武、酒井とともに日本人3選手が同時先発。岡崎も後半28分から途中出場したが、金崎がハーフタイムに交代していたため、初の4選手同時出場はならなかった。

 ブンデスデビューとなった前節のハノーファー戦(2-2)で試合終了間際の同点弾を演出した金崎が4-2-3-1の左MFでドイツ移籍後初先発。右SBで公式戦6試合連続の先発出場となった酒井と完全にマッチアップした。前半9分には清武から左サイドでパスを受けた金崎が酒井との1対1から縦に仕掛け、クロスを上げたが、そのままゴールラインを割る。トップ下に入った清武とのコンビネーションを生かしたかったが、その後はなかなかいい形で絡めず、決定機をつくれなかった。

 一方のシュツットガルトも前半13分、酒井の右サイドからのアーリークロスにMFハルニクが頭で合わせるが、GKがキャッチ。その後も立て続けにシュートシーンをつくったが、前半23分のMFゲントナーの右足ミドルもGKが抑える。同44分にはMFトラオレの左クロスからFWイビセビッチが打点の高いヘディングシュートを放つが、これもGKにキャッチされた。

 0-0で前半を折り返すと、ハーフタイムに金崎は交代。ブンデス初先発は、消化不良の途中交代となった。試合は後半6分に動く。シュツットガルトはハルニクがドリブルで仕掛け、フィニッシュまで持ち込むと、シュートをGKが弾いたこぼれ球をトラオレが押し込んだ。

 1点ビハインドとなったニュルンベルクは後半8分、清武がミドルシュートを狙うが、枠外。その後もシュツットガルトが優勢に試合を運ぶが、試合を決定づける2点目が奪えない。後半28分からはハルニクに代わって岡崎がピッチに入ったが、ニュルンベルクは同32分、DFチャンドラーから縦パスを受けたMFフォイルナーが右足で同点ゴール。1-1と試合を振り出しに戻した。

 12位のシュツットガルト、14位のニュルンベルクともに勝ち点3の欲しい一戦だったが、試合はそのまま1-1で終了。勝ち点1を分け合った。酒井と清武はフル出場。先発した金崎、途中出場の岡崎を含め、同一試合で過去最多の日本人4選手が出場した記念すべき一戦は痛み分けに終わった。


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