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愛媛がJ2首位、セットプレー2発&PKで山形に3-1勝利

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[3.3 J2第1節 愛媛3-1山形 ニンスタ]

 愛媛FCはホームでモンテディオ山形に3-1で快勝し、3年連続の開幕戦勝利を飾った。勝ち点3、得失点差+2で横浜FCと並んだ愛媛は総得点で上回り、第1節終了時点ながら首位に立った。

 愛媛はバルバリッチ前監督のパスサッカーを受け継ぐ石丸清隆新監督が今季から就任。水戸から加入のDF代健司ら新戦力5人を先発起用した。前半35分、福岡から加入したFW高橋泰がいきなりの負傷交代。急きょ日体大から新加入のFW渡辺亮太がピッチに入った。前半44分、その渡辺がシュート。これはGK清水健太に阻まれたが、このプレーで獲得した左CKから先制に成功した。FW東浩史のキックをMF石井謙伍が頭で落としたボールをMFトミッチがヒールで押し込む。前半終了間際のゴールでリードを奪い、後半に折り返した。

 後半開始早々の3分にFW山崎雅人に同点ゴールを決められた愛媛だが、その5分後に再びセットプレーで突き放す。FW加藤大の右CKに合わせたのはDF浦田延尚。ヘディングシュートで2-1と勝ち越した。さらに同35分、PA内で石井がDF石川竜也に倒され、PKを獲得。これを石井が自ら決め、3-1と試合を決定づけた。石丸監督は「前半は少し選手たちの足が重く、アグレッシブさに欠けていた。後半も立ち上がりは悪かったが、失点してから足が動き出した」と指摘。「全体を通して自分たちのサッカーができなかったが、結果的にはよかったと感じている」と、初陣勝利を喜んだ。

 一方、山形の奥野僚右監督は「得点後の時間を大事にしないといけないが、失点してしまった」と、同点ゴールを奪った直後の2失点目を悔やむ。「失点はセットプレーで、相手は前半35分に交代があった。戦術が変わって、高さに特徴のある選手が入り、ロングボールの対応が遅れてセカンドボールを拾われる展開になったと思う」と、敗因を分析していた。

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