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新生・北九州が富山に敗戦、J参入後4年連続で開幕戦黒星

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[3.3 J2第1節 北九州1-2富山 本城]

 ホームで開幕戦を迎えたギラヴァンツ北九州カターレ富山に1-2で敗れ、黒星発進となった。前半12分に先制された北九州は後半7分にも失点。後半38分、途中出場のFW柿本健太のJ初ゴールで1点を返したが、追いつくことはできなかった。

 昨季9位で終わった北九州は今オフに三浦泰年前監督が東京Vに去り、選手の大半も移籍した。柱谷幸一新監督を迎え、この日の先発にはMF渡大生以外、10人の新加入選手が名を連ねた。

 試合は前半12分、FW西川優大の左クロスに飛び込んだMF國吉貴博が右足で合わせ、富山が先制。國吉は昨季最終戦の水戸戦(3-1)に続く“2戦連発”となった。後半7分にはMF大西容平の右クロスにMF木村勝太が倒れ込みながらヘディングシュート。GKの頭上を超す技ありのゴールで2-0と突き放した。

「開幕戦ということで、立ち上がりは硬さが目立った」と柱谷監督が語るように、北九州は苦しい試合展開となった。それでも後半36分、FW大島秀夫に代えてFW柿本健太を投入すると、その2分後にDF松本陽介の左クロスを同じく途中出場のFWキム・ドンフィが競ってこぼれたボールに柿本が反応。右足を振り抜くと、「途中からの出場で、夢中でゴールのことだけを考えていた」という思いが通じるようにDFの体に当たりながらもゴールマウスに吸い込まれた。

 九州共立大から今季新加入の柿本にとって、Jリーグデビュー戦で放ったファーストシュートがプロ初ゴールにつながった。1点を返した北九州は反撃を強め、後半45分には富山MF木本敬介が2枚目の警告で退場。数的優位に立ったが、10人の富山がそのまま2-1で逃げ切った。富山は2年ぶりの開幕戦勝利。一方、北九州は10年のJ2初参戦から4年連続で開幕戦に敗れる結果となった。

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