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ACL組の柏からホーム初勝利を挙げた甲府がリーグ戦2連勝!

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[4.13 J1第6節 甲府3-1柏 中銀スタ]

 J1は13日に第6節1日目を行い、前節の大分戦で今季初勝利を挙げたヴァンフォーレ甲府は、公式戦4試合連続無敗の柏レイソルと対戦した。前半7分にDF福田健介が直接FKを決めた甲府は、11分にもFWウーゴが追加点を記録する。前半21分にオウンゴールから1点を返されたが、その後は体を張った守備でゴールを守り続ける。迎えた後半32分には、DF土屋征夫がリーグ戦2試合連続となるゴールで再び点差を広げた。その後の柏の反撃を凌いだ甲府が、3-1で今季のホーム初勝利を挙げるとともに、リーグ戦2連勝を飾っている。

 今季ホーム初勝利を目指す甲府は、前半7分にセットプレーのチャンスを生かす。DF近藤直也のファウルで得たFKをDF福田健介が右足でシュート。GK菅野孝憲の逆を突いたシュートがゴール右に決まり、甲府が幸先良く先制した。甲府の勢いは止まらない。前半12分には右サイドからMF佐々木翔の挙げたクロスを、ファーサイドでFWウーゴがヘッドで合わせて、2-0にリードを広げた。

 ACLの疲れからか、柏が前線の動きが少なく攻撃が機能しない。それで前半21分に1点を返す。右MFで起用された工藤壮人が、攻撃参加した右SB藤田優人にパスを出す。縦にボールを運んだ藤田がクロスを入れると、ニアサイドでGK河田晃兵とFWクレオが重なる。ボールが中央に流れると、DF青山直晃に当たったボールはゴールへ転がり、オウンゴールとなった。

 シュートゼロ本で1点を返した柏は、落ち着きを取り戻す。前線でボールを奪う回数が増え、甲府を押し込んでいく。前半33分にはMFジョルジ・ワグネルのCKにFWクレオが合わせたが、これはGK河田に弾き出された。その後も柏が押し込む展開が続いたが、追加点を挙げられずに1点ビハインドで前半を折り返した。

 後半の開始と同時に、柏は藤田に代えてDFキム・チャンスを起用した。柏は左サイドからの攻撃を増やしていった。後半立ち上がりにDF増嶋竜也のオーバーラップからのクロスを、逆サイドからゴール前に入った工藤が合わせ、決定的な場面をつくる。さらにジョルジ・ワグネルも強烈なミドルシュートを放つなど、甲府ゴールを脅かした。

 流れを引き戻したい甲府は、2人を同時に代える。羽生、平本一樹をベンチに下げて、ナビスコ杯の大宮戦(3-1)でPKを決めたFWオルティゴサとMF水野晃樹を投入した。また、柏はDF鈴木大輔に代えて、MF山中亮輔を送り出している。主導権を握りながらも、同点ゴールを決められない柏は、後半29分に交代枠を使い切る。ネルシーニョ監督は谷口博之を下げて、プロデビュー戦となるFW木村裕を中盤でピッチに送り出し、工藤を本来のFWに戻した。

 しかし、次のゴールを挙げたのは甲府だった。セットプレーから一度は柏に跳ね返されたが、ボールを奪い返すとMF柏好文が左サイドを突破。ゴール前にクロスを入れると残っていたDF土屋征夫が豪快なヘッドを叩き込み、再び2点差に広げている。

 2011年11月27日の新潟戦(3-0)以来、503日ぶりとなるJ1でのホームゲーム勝利を挙げた甲府が、リーグ戦2連勝で勝ち点を8に伸ばし、勝ち点7の柏をかわしている。

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