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札幌が砂川の直接FKなどで今季初の連勝…鳥取は6戦勝利なし

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[4.17 J2第9節 鳥取0-2札幌 とりスタ]

 コンサドーレ札幌はアウェーでガイナーレ鳥取に2-0で快勝し、今季初の連勝を飾った。鳥取は3試合連続の無得点で今季初の連敗。6試合連続白星なし(3分3敗)となった。

 試合開始から果敢に攻め込む鳥取は前半11分にゴール正面でFKを獲得。DF三浦修が直接狙ったが、わずかにクロスバーの上へ。同15分には右サイドからのFKをDF武田英二郎が直接狙ったが、GKにキャッチされた。

 鳥取ペースで進むかと思われた前半20分、札幌は中央左寄りでFKを獲得。これをMF砂川誠が直接狙った。「相手もパウロンと(上原)慎也がヘディングが強いという情報は入っていたと思う。GKもそっちにつられると思ったから、それを利用して狙った」と、相手の裏をかいたキックでゴール左隅に流し込み、先制のゴールネットを揺らした。

 さらに攻め立てる札幌は前半24分、PA内で粘ったMF宮澤裕樹がDF上原慎也にパス。一度はDFにカットされたが、こぼれ球を後方から走り込んだMF岡本賢明が右足で押し込み、追加点を奪った。同37分のCKのピンチにはDF柳楽智和のヘディングシュートをGK杉山哲がビッグセーブ。2点リードで前半を折り返した。

 後半、同点に追いつきたい鳥取が反撃を強める。後半3分、MF実信憲明のクロスからFW久保裕一がヘディングシュート。同5分にはFW永里源気がミドルシュートを放つなど果敢にゴールを狙った。しかし、フィニッシュの精度を欠き、ゴールが遠い。後半42分、久保のポストプレーから武田がミドルシュートを打ったが、最後まで得点を奪うことはできなかった。

 2-0完封勝利で連勝を飾った札幌。「前節、(徳島に)逆転勝ちという形で勝てたので、今日勝たなかったらそれも意味がないと思っていた」と語る砂川は「2点取ってからのゲーム運び、3点目、4点目を取りにいかないといけないところで取れない自分たちの不甲斐なさの方が強いゲームだった」と反省し、「僕らは一つずつ必死に戦っていかなければならないし、100%出してやっと勝てるチーム。今日のようなメンタリティーでやったら、次はやられると思う。もう一回気を引き締めて、しっかり練習をして次に臨みたい」と話していた。

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