[5.17 コパ・デル・レイ決勝 R・マドリー1-2(延長)A・マドリー]

　コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝が17日、サンチャゴ・ベルナベウで行われた。レアル・マドリーはアトレティコ・マドリーに延長の末、1-2で敗れ、タイトルを逃した。リーグタイトルも逃した今季、レアルのタイトルはスペインスーパー杯のみとなった。

　試合後、落胆の表情を浮かべたジョゼ・モウリーニョ監督。「この結果が妥当とは思わないが、アトレティコは勝利した。形はどうあれ勝利したチームであり、ただ出来る事は祝福する事だけだ」と相手を称えた。

　今季を振り返った同監督は「多くの監督にしてみれば良いシーズンだろうが、自分にとっては最悪なシーズンだった。名監督と言われている監督も毎シーズン、ファンタスティックなシーズンを残しているという監督を自分は一人も知らない。今シーズンは自分のキャリアの中で最悪なもの。一つのタイトルでは自分のキャリア、それだけでなくレアル・マドリードというクラブを満たすものではない。悪いシーズンだった」とコメントした。

　3シーズン、レアルを率いた同監督だが今季限りので退団が濃厚となっている。欧州メディアはチェルシーへの復帰が濃厚となっていると伝えている。本人は「自分には3年の契約がまだ残っている」としたが、「会長と去就について話をする席にはまだついていない。他の監督の話が出ることは普通な事だと思っている。自分は自分の正直さに約束する。会長と話をする時、落ち着いて話をして自分達の今後についてクラブは公式に発表するだろう」と続けている。