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俊輔バックヘッド&マルキ芸術バイシクル!横浜FMが鳥栖を下し首位追走

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[8.10 J1第20節 横浜FM2-1鳥栖 ニッパ球]

 J1は10日に各地で第20節を行い、2位横浜F・マリノスはホームのニッパツ三ツ沢球技場で15位サガン鳥栖を迎えた。ザッケローニ日本代表監督も視察に訪れた試合は、前半23分にMF中村俊輔のゴールで横浜FMが先制。なかなかチャンスをつくれなかった鳥栖だったが、後半11分にMF早坂良太が同点ゴールを決める。しかし、同31分にFWマルキーニョスの6試合連続弾で横浜FMが勝ち越しに成功すると、2-1で逃げ切り2連勝を飾った。

 4戦負けなし(3勝1分)で、広島の結果次第では首位に躍り出る可能性もある横浜FMは、右足首痛のFW齋藤学に替わってMF{端戸仁が11試合ぶりに先発に名を連ねた。

 アウェーの鳥栖は、スクランブル体勢でこの一戦に臨んだ。前節・柏戦(1-2)で負傷交代したGK赤星拓、さらに途中出場したGK奥田達朗が6日の練習中に負傷。トップチームに登録されているGKが3人とも負傷し、特別指定選手の福岡大GK藤嶋栄介がゴールマウスに入り、ベンチはフィールドプレーヤーのみとなった。

 19時キックオフでも30℃を超える猛暑の中で、最初のチャンスを迎えたのは横浜FM。マルキーニョスの右サイドからのクロスに端戸が合わせるが、ボールは左サイドへ流れていった。

 鳥栖は猛暑の中でも立ち上がりから持ち前の“攻撃的な守備”で横浜FMに対抗する。ワントップのFW豊田陽平から積極的にプレッシャーをかけ、球際ではファウルも厭わないほど激しいプレーを見せた。

 鳥栖のハードワークに手を焼いていた横浜FMだったが、端戸のミドルシュートなどで徐々にペースをつかむ。すると、前半23分にMF中町公祐のクロスに中村俊輔がDFを背負いながらもバックヘッドで合わせ、横浜FMが試合を動かした。

 リードした横浜FMは、トップ下の中村俊輔がボランチの位置まで下がってボールを受けて長短織り交ぜたパスで試合をコントロール。鳥栖のプレッシングをいなすようなパスワークで時計の針を進め、前半を1-0で折り返した。

 後半の最初のチャンスも横浜FM。MF中町公祐が地を這うようなミドルシュート見舞うも、GK藤嶋が追加点を許さない。豊田にいいボールを供給できず、反撃の糸口が見出せない鳥栖は、最初の交代のカードを切る。後半10分にMFニルソンに替わってMF藤田直之を投入した。すると、直後のCKが同点弾を演出する。FW池田圭のジャンピングボレーは、GK榎本哲也の手をかすめクロスバーに嫌われるが、こぼれ球をDF菊地直哉がヘディングで折り返し、最後は早坂が押し込んで試合を振り出しに戻した。

 1-1になると、両チームとも攻撃の手を強めていく。後半17分には横浜FMがPAすぐ外でFKのチャンスを得るも、中村俊輔の直接FKはGK藤嶋がCKに逃れる。3分後には鳥栖が豊田のドリブル突破からPA内でシュートを放つが、GK榎本がセーブした。

 横浜FMは端戸に替えてDF奈良輪雄太、さらに右サイドバックのDF小林祐三に替えてFW藤田祥史を投入すると、交代策が奏功する。後半31分、DFドゥトラのロングフィードを藤田がPA内で競り、ルーズボールをマルキーニョスがバイシクルシュート。これがゴール左隅に突き刺さり、エースの今季14得点目で横浜FMが再びリードする。

 FW播戸竜二を投入した鳥栖の反撃をゼロに抑えた横浜FMが2-1で勝利をおさめ、勝ち点3を手にした。同時刻に行われた試合で広島も勝利したため、勝ち点差1で順位は変わらず2位。敗れた鳥栖は今季4度目の連敗を喫し、勝ち点を17からのばすことができなかった。

(取材・文 奥山典幸)

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