beacon

昇格争いに明暗。京都は今季初の4連勝、長崎は今季初の3連敗

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.29 J2第35節 京都2-0長崎 西京極]

 ともにプレーオフ出場圏内にいる京都サンガF.C.と、5位のV・ファーレン長崎が西京極総合運動公園陸上競技場で激突した。前半13分にDFバヤリッツァのゴールで先制した京都は、後半3分にもMF駒井善成が追加点を挙げて、京都が2-0で勝利。京都は4連勝で勝ち点を60に伸ばしたが、長崎は今季初の3連敗で足踏み状態が続いている。

 試合前、勝ち点1差で長崎を上回っていた京都は、前半13分にセットプレーからDF福村貴幸がゴール前に入れたボールをバヤリッツァがヘディングで決めて、1点をリードする。長崎もその1分後にFW小松塁が胸トラップからのボレーシュートでゴールを狙うが、ボールを枠に飛ばせない。前半は長崎が京都を上回る5本のシュートを放ったが、京都の1点リードで後半を迎える。

 後半開始早々、京都は高い位置でボールを奪い返すと、ショートカウンターが決まる。左サイドから「中を見たら善成がいたので」と言う福村がゴール前にクロスを入れると、体を投げ出して飛び込んだMF駒井善成がゴールを揺らして、2-0とした。

 長崎も後半8分にFW佐藤洸一をピッチに送り出し、反撃を試みたが、最後まで得点を挙げることはできなかった。3試合連続完封された長崎は、今季初の3連敗。一方の京都は今季初の4連勝で、長崎との勝ち点を4差に広げている。

 試合後、先制点を挙げたバヤリッツァは「今日は点が取れたが、私が取ったことは重要ではない。チームがJ1に行くことが重要だ。無失点にできたことは重要。次の試合でも続けていきたい」と胸を張り、「一緒にJ1に行きましょう!」とサポーターに呼びかけた。

 また、2アシストを記録した福村は「順位が近い相手だったので、差を付けられて良かったです」と試合を振り返り、アシストについては「前の長崎戦でも、オウンゴールですがアシストしていたので、良いイメージがあった」と明かし、「残り試合が少ないですが、応援よろしくお願いします」と、初めてのお立ち台で照れながら語っていた。

▼関連リンク
J2第35節LIVE速報

TOP