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ミランサポーターが激怒…本田は厄介者扱い

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 ミランのウルトラスである「クルバ・スッド」が、低迷するチームに対しての不満を爆発させた。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が彼らの声明文を掲載している。

「夏に我々は何をやるべきか“ヒント”を提案したはずだ。攻撃的ポジションのFWアレッサンドロ・マトリを獲得するのではなく、中盤から守備陣の補強にお金を使うべきだと。ガッリアーニCEOは『抗議はごく少数意見だ』と一蹴したが、現状が答えを示している。1月にマトリは放出され、中盤と守備の補強ではさらに不必要な動きがあったのだから」

「不況による資金不足があることは認める。ただその中でもお金がうまく使われていないのは明らかだ。例えば、キャプテンを務め、チームに影響力のあったMFマッシモ・アンブロジーニ(現フィオレンティーナ)をなぜ放出したのか。もっと言えば(2011年に)当時3年契約を望んでいたMFアンドレア・ピルロ(現ユベントス)との契約を放棄。2年後にはMF本田圭佑とのような厄介な契約もかわした」

 また現在在籍する選手たちへの不満もぶちまける。

「今のチームにはプロフェッショナルじゃない選手が在籍している。SNS上にふざけた写真を掲載したり、クラブで遊ぶことばかりを考えている。彼らはチームにいることで誇りを感じているのかもしれないが、ピッチ上では何の価値も生み出していない。非難されて当然の行為が充満している。悪童や偽物のチャンピオン…正直、うんざりだ。プロフェッショナルと呼べるのはモントリーボボネーラアッビアーティ、カカ、アバーテデ・シリオポーリパッツィーニくらいだ。セードルフ監督が正当な措置を取ることを期待している」

 ミランは現在、リーグ戦では首位ユベントスと27ポイント差の10位に低迷。最後の望みとなっていた欧州CLでも、決勝トーナメント1回戦でA・マドリーに2戦合計1-5と大差を付けられ敗退。している。名門クラブの凋落。かつてないほどの泥沼状態に、サポーターの我慢も限界に達しているようだ。

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