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本田先発復帰も連敗…ミランはインザーギ監督解任へ

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 日本代表MF本田圭佑の所属するミランは29日、ホームでジェノアと対戦し、1-3で敗れた。連敗と精彩を欠くことで、フィリッポ・インザーギ監督の解任報道に拍車がかかっている。

 本田が5試合ぶりの出場を先発復帰で飾ったミランだが、前半37分に先制点を許すと、後半に入ってすぐの4分にも失点。後半21分にDFフィリップ・メクセスがロングシュートを突き刺し、1点差に迫るが、アディショナルタイムにダメ押し点を決められた。本田は後半9分にFWジャンパオロ・パッツィーニと途中交代。特に目立った活躍のなかった本田には、スタンドからブーイングが浴びせられた。

 不甲斐ない結果に、クラブ幹部の我慢も限界を迎えているようだ。『スカイ』や『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ミランがインザーギ監督を解任する方向に向かい始めたと報道。残り試合は、ユースチームを率いるクリスティアン・ブロッキ監督を昇格させる人事を進めているとみられている。一両日中にも決断が下される見込みだ。

 試合後、「私は諦めない。前進する」と話したインザーギ監督も「クラブはベストの選択をするだろう。明日には分かるはずだ」とクラブの決定には従うつもり。今週行った合宿の成果も出ず、「我々はとても悪いプレーをしてしまった」と嘆き節に終始した。

 ミランはインザーギ監督の解任はもちろん、クラブ自体の売却報道で揺れている。現在はタイの実業家、ビー・タエチャウボル氏への売却が最も有力視されている。イタリア・ミラノの名門の混乱期を救う救世主は現れるのだろうか。

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