バッカ2発&ボナベンFK弾!本田不発もミランがパレルモに競り勝つ
[9.19 セリエA第4節 ミラン3-2パレルモ]
セリエAは19日、第4節を各地で行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランはホームでパレルモと対戦し、3-2で勝利した。トップ下で先発した本田は後半34分まで出場したが、得点に絡むことは出来なかった。
前節のミラノダービーで、ミランは早くも今季2敗目を喫した。攻撃面で良さを生かせなかった本田には、シニシャ・ミハイロビッチ監督が名指しで苦言を呈し、イタリアメディアからも厳しい評価が下された。しかしミハイロビッチ監督は1週間を置いた今節でインテル戦と同じスタメンを選択。本田に汚名返上のチャンスが与えられた。
前半はミランが完全にゲームを支配した。本田も前半20分、右サイドからボールを浮かせて突破を図るとループシュートに持ち込む。わずかに枠を捕えることはなかったが、攻撃陣はパレルモゴールに迫り続けた。
すると前半21分に試合が動く。DFイニャツィオ・アバーテの負傷交代でピッチに入っていた18歳DFダビデ・カラブリアがクロスを入れると、中でMFジャコモ・ボナベントゥーラがキープ。ヒールパスで落とすと、FWカルロス・バッカが蹴り込み、ミランが先制に成功した。
しかし前半32分、パレルモはCKからMFオスカル・ヒリェマルクがヘディングで合わせて同点。ミランはワンチャンスを生かされ、試合を振り出しに戻されてしまった。
それでもミランは前半40分、ボナベントゥーラがゴール正面でFKを獲得。スポットには本田とボナベントゥーラが立ったが、ボナベントゥーラが右足で直接狙う。自ら獲得したFKをゴール左隅にしっかり蹴り込み、突き放すことに成功した。このプレーに抗議したパレルモのジュゼッペ・イアキーニ監督には退席処分が言い渡された。
ただ次の得点はまたもパレルモに入る。FWアルベルト・ジラルディーノを投入するなど、攻撃を活性化させていたパレルモは後半27分、MFフランコ・バスケスの縦パスをジラルディーノがワンタッチで落とす。これにオフサイドラインを掻い潜って完全に裏を取ったヒリェマルクが確実に沈め、再び同点に追いつく。23歳のパレルモの10番がドッピエッタと存在感を示した。
同点とされたミランは後半25分からFWマリオ・バロテッリを投入。ミラノダービーで出場した際には大ブーイングが浴びせられていたが、この日のミランファンはバロテッリコールで迎え入れる。すると前線に変化が出たミランは同30分、MFユライ・クツカのクロスをバッカが豪快にヘディングで合わせて、3度目のリードを奪うことに成功した。パレルモは監督退席で指揮していた第2コーチも抗議によって退席処分となった。
本田は後半34分に途中交代。前線から積極的にプレッシャーをかけてボールを奪うなど、ハードワークを繰り返したが、この日も得点はなかった。試合は3-2で逃げ切ったミランが、パレルモに今季初黒星をつけている。
●欧州組完全ガイド
●セリエA2015-16特集
セリエAは19日、第4節を各地で行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランはホームでパレルモと対戦し、3-2で勝利した。トップ下で先発した本田は後半34分まで出場したが、得点に絡むことは出来なかった。
前節のミラノダービーで、ミランは早くも今季2敗目を喫した。攻撃面で良さを生かせなかった本田には、シニシャ・ミハイロビッチ監督が名指しで苦言を呈し、イタリアメディアからも厳しい評価が下された。しかしミハイロビッチ監督は1週間を置いた今節でインテル戦と同じスタメンを選択。本田に汚名返上のチャンスが与えられた。
前半はミランが完全にゲームを支配した。本田も前半20分、右サイドからボールを浮かせて突破を図るとループシュートに持ち込む。わずかに枠を捕えることはなかったが、攻撃陣はパレルモゴールに迫り続けた。
すると前半21分に試合が動く。DFイニャツィオ・アバーテの負傷交代でピッチに入っていた18歳DFダビデ・カラブリアがクロスを入れると、中でMFジャコモ・ボナベントゥーラがキープ。ヒールパスで落とすと、FWカルロス・バッカが蹴り込み、ミランが先制に成功した。
しかし前半32分、パレルモはCKからMFオスカル・ヒリェマルクがヘディングで合わせて同点。ミランはワンチャンスを生かされ、試合を振り出しに戻されてしまった。
それでもミランは前半40分、ボナベントゥーラがゴール正面でFKを獲得。スポットには本田とボナベントゥーラが立ったが、ボナベントゥーラが右足で直接狙う。自ら獲得したFKをゴール左隅にしっかり蹴り込み、突き放すことに成功した。このプレーに抗議したパレルモのジュゼッペ・イアキーニ監督には退席処分が言い渡された。
ただ次の得点はまたもパレルモに入る。FWアルベルト・ジラルディーノを投入するなど、攻撃を活性化させていたパレルモは後半27分、MFフランコ・バスケスの縦パスをジラルディーノがワンタッチで落とす。これにオフサイドラインを掻い潜って完全に裏を取ったヒリェマルクが確実に沈め、再び同点に追いつく。23歳のパレルモの10番がドッピエッタと存在感を示した。
同点とされたミランは後半25分からFWマリオ・バロテッリを投入。ミラノダービーで出場した際には大ブーイングが浴びせられていたが、この日のミランファンはバロテッリコールで迎え入れる。すると前線に変化が出たミランは同30分、MFユライ・クツカのクロスをバッカが豪快にヘディングで合わせて、3度目のリードを奪うことに成功した。パレルモは監督退席で指揮していた第2コーチも抗議によって退席処分となった。
本田は後半34分に途中交代。前線から積極的にプレッシャーをかけてボールを奪うなど、ハードワークを繰り返したが、この日も得点はなかった。試合は3-2で逃げ切ったミランが、パレルモに今季初黒星をつけている。
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