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[プレミアリーグ参入戦]結果出して横浜FMトップ昇格掴んだMF遠藤「練習からどんどんアピールして試合で結果を」

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[12.13 高円宮杯プレミアリーグ参入戦2回戦 横浜FMユース 3-0 新潟明訓高 広島一球]

 横浜F・マリノスユースから来季、横浜FMトップチームへ昇格することを決めているMF遠藤渓太は後半20分に左足クロスで同じくトップチームへ昇格するFW和田昌士のゴールをアシストした。

 左サイドからの仕掛けでゴールへ迫り、カットイン、縦へのドリブルからシュートへ持ち込んだ。だが、この日は和田が2得点をマークしたのに対し、遠藤は無得点。公式戦で4試合連続アベックゴールを決めていただけに遠藤は「自分、ずっと(和田)昌士と点決めていて、最後も昌士が2点取って自分も取りたかったんですけど、それが全面に出過ぎちゃったというか、無理な体勢でもゴール狙いに言っちゃったんでそこは反省点」と悔しさをにじませていたが、「チームが勝てたんで、すごい良かったと思います」と最後は笑顔を見せた。

 これでユースチームでの公式戦は終了。「これからはトップの練習からアピールしていかないと試合にはもちろん絡めないと思うし、自信もつかないと思うので練習からどんどんアピールして試合で結果出してJリーグに早く出れるように頑張りたいです」と誓った。

 遠藤は自分の頑張り次第で未来が変わることを知っている。夏の日本クラブユース選手権では7得点をマークしてチームを日本一へ導き、大会MVPと得点王の個人2冠にも輝いた。トップチームへ昇格できるかどうか当落線上の位置にいると感じていたMFは「あれがなかったら…」と明かすが、その活躍やトップチームの練習でのアピールが目標としていた切符を引き寄せた。

 だからこそ、努力を続け、諦めずにアピールを続けることができる。「クラブユースで活躍したという選手だけで終わるのも悔しい。自分のことを知らない人もいっぱいいると思うので、これからもっとサポーターの人たちにアピールしていきたいし、それで試合に出れれば一番なんで頑張っていきたいです。1対1で突破とかボール受けたときに中入って行ったり、縦入って行って左足シュートとか、点が取れるサイドハーフになりたいんで、そういうところを見てもらいたいです」。次はプロの世界でアピールを続けてチャンスを掴み、Jの舞台で活躍する。

(取材・文 吉田太郎)
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