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トッティにブラジル行きの誘い ローマの先輩ファルカン氏が「私のチームに来い」

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 かつてのローマのレジェンドが、苦境に立たされる現代のレジェンドに救いの手を差し伸べることになるのかもしれない。1980年代にローマで活躍した元ブラジル代表のパウロ・ロベルト・ファルカン氏が、ローマFWフランチェスコ・トッティをブラジルに誘っている。

 トッティはルチアーノ・スパレッティ監督の下で出場機会を得られず、現状への不満を訴えた後、メンバーから外されたことで大きな騒動が巻き起こった。4日に行われたセリエA第28節フィオレンティーナ戦では久々の出場を果たし、ポスト直撃のFKを放つなど健在ぶりを見せたが、未来は依然として不透明だ。

 今季で満了となるローマとの契約を延長するのか、あるいは現役を引退して副会長に就任するのかなど様々な憶測もあるが、ファルカン氏は自身が監督を務めるスポルチ・レシフェにトッティを呼びたいと語った。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が同氏のコメントを伝えている。

「フランチェスコがブラジルに?そうなればキャリアの終え方として素晴らしいものだろうね。ブラジルでは彼のようなテクニカルな選手が称賛される。私のチームに来てプレーしてくれれば素晴らしいことだよ」

「前提として、彼のためにもファンのためにもローマのためにも、しかるべき合意が得られることを願っている。だが、もしそうならなかったとすれば、5月から12月までの次のシーズンに私のところに来ればいい」

 1994年に日本代表監督も務めたファルカン氏は、トッティが偉大なキャリアを終えるのにふさわしい待遇を提供する準備があるようだ。

「彼にピッチの一部を与えよう。おそらくはペナルティーエリアだ。そして、『ここでは君は支配者だ』と彼に告げよう」

「フランチェスコはここで私とともに、ローマの一部を再発見できるようなものだ。チームカラーの一つである赤も同じだ。そしてもちろん、背番号10は彼のものだよ」

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