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長友フル出場インテルはローマに追いつかれ痛恨ドロー…逆転CLへ勝ち点差詰め切れず

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[3.19 セリエA第30節 ローマ1-1インテル]

 セリエAは19日、第30節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルは敵地でローマと対戦し、1-1で引き分けた。長友は3試合連続でフル出場した。

 2連勝と復調気味にある5位インテルの今節の相手は8連勝中の3位ローマ。勝ち点差は5。敵地戦とはいえ、CL出場権を逆転で獲得するには絶対に負けられない一戦だった。しかしチーム得点王のFWマウロ・イカルディを怪我、FWロドリゴ・パラシオを累積で欠く前線にやや不安を残すスタメンになった。

 ただインテルは前半からローマ相手にがっぷり四つのゲームを展開する。前半32分にはカウンターからMFアデム・リャイッチが自陣から持ち込むと、最後はMFマルセロ・ブロゾビッチがゴールを狙う。シュートは右に外れていったが、形を作った。

 そしてスコアレスで折り返した後半、インテルが先制に成功する。8分、ブロゾビッチの縦パスを左で受けたFWイバン・ペリシッチが左足でゴールを狙う。シュートはGKボイチェフ・シュチェスニーの手に当たったが勢いが勝り、待望の先制点になった。

 リードを奪ったインテルは守っても集中力を切らさない。後半23分にはローマに右クロスを許すと、FWエディン・ジェコに決定的なヘディングシュートを許すが、GKサミール・ハンダノビッチがビッグセーブで防ぐ。直後にもジェコが裏に抜けるチャンスを迎えるが、シュートは大きく枠上に外れていった。

 それでもローマは後半38分、インテルゴールをこじ開ける。MFラジャ・ナインゴランがジェコに当てると、ジェコのシュートがミスになってゴール前にこぼれる。これに詰めたナインゴランがスライディングで蹴り込み、試合を振り出しに戻した。

 試合はこのまま1-1で終了。勝ち点1ずつを分け合い、勝ち点差は5のままとなった。インテルとしてはローマの連勝は止めたが、勝ち点差を詰めることは出来なかった。


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