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浦和、昨季王者・広州恒大撃破で2位浮上!! 武藤の2戦連続弾を守り抜く

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[4.5 ACLグループリーグ第4節 浦和 1-0 広州恒大 埼玉]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグ第4節が5日に行われ、グループHでは浦和レッズが昨季王者の広州恒大(中国)をホームに迎えた。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半8分にFW武藤雄樹のゴールで先制した浦和が1-0の完封勝利を収めた。2位に浮上した浦和は4月19日に行われる第5節でシドニーFC(オーストラリア)とアウェーで対戦する。

 3月16日に広州恒大のホームで行われた第3節対戦時には2-2の引き分けに終わり、前節終了時点で1勝1分1敗の浦和は勝ち点3で3位につけ、2分1敗で勝ち点2の広州恒大は最下位に沈んでいる。ホームの浦和は直近のJ1第1S第5節甲府戦から先発2人を入れ替え、FWズラタンとMF関根貴大を先発起用した。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤に広州恒大にシュート場面を創出された浦和は、なかなかフィニッシュまで持ち込む場面を作り出せない。だが徐々にリズムを生み出すと、前半24分にDF森脇良太からボールを受けた武藤が強烈なミドルシュートでゴールを脅かしたがGKゾン・チョンに弾き出される。さらに同25分には森脇のクロスからMF梅崎司がボレーで狙うも、距離を詰めた相手DFにブロックされてしまった。

 両チームともに相手守備を崩し切れずにスコアレスのまま後半を迎えると、後半2分に広州恒大が決定機を創出。右サイドのDFジャン・リンポンからのパスをFWリカルド・グラルがヒールで流すと、走り込んだMFパウリーニョが狙うも、ボールはポストを叩き先制点を奪うには至らなかった。

 すると、危機をしのいだ浦和が後半7分に先制点を奪取する。MF阿部勇樹のサイドチェンジを受けた関根が右サイドを突破してクロスを上げると、ファーサイドのMF宇賀神友弥が放ったシュートのコース上にいた武藤がヘッドで押し込んでスコアを1-0とした。武藤にとって前節のアウェー戦に続いて2試合連続ゴールとなった。さらに同11分にはGK西川周作のフィードを武藤がスルーすると、抜け出したズラタンがシュートまで持ち込むがゾン・チョンに阻まれてしまい、追加点とはいかず。

 後半19分に浦和はピンチを迎えたが、グラルのシュートを好反応を見せた西川がストップ。すると同22分にはカウンターから武藤のパスを受けた途中出場のFW李忠成がミドルシュートでゴールを脅かしたものの、ボールは惜しくもゴール左に外れた。

 その後、浦和には幾度となく追加点のチャンスが訪れたが後半36分に最終ラインの裏に抜け出したFW興梠慎三のシュートがゾン・チョンに阻まれるなど2点目は生まれず。しかし、広州恒大の反撃を西川を中心とした守備陣がしのいで、1-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)

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