beacon

長谷部フランクが逆転残留へ価値ある逆転勝ち!ハノーファーは降格決定…

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.24 ブンデスリーガ第31節 フランクフルト2-1マインツ]

 ブンデスリーガは24日、第31節3日目を行い、MF長谷部誠の所属する17位フランクフルトはホームで6位マインツに2-1で逆転勝ちし、連敗を3でストップした。長谷部はダブルボランチの一角でフル出場。4試合ぶりの勝利に貢献し、逆転残留へ貴重な勝ち点3を獲得した。なお、マインツのFW武藤嘉紀は負傷欠場している。

 マインツは前半18分、ゴール正面の位置からDFダニエル・ブロシンスキが右足で直接FKをゴール左上隅に流し込み、先制点。3連敗で降格危機に直面しているフランクフルトはこの日も苦しい展開となったが、前半28分に4試合ぶりのゴールが決まり、試合を振り出しに戻した。左サイドからのFK。こぼれ球が逆サイドに流れると、MFアニス・ベン・ハティラは足を滑らせながらも中央に折り返し、DFマルコ・ルスが倒れ込みながら右足で押し込んだ。

 1-1で折り返した後半はフランクフルトが攻勢に出る。後半13分、MFソニー・キッテルの右クロスを受けたベン・ハティラがPA内中央から右足を振り抜くが、ゴール右へ。同22分には左FKにFWハリス・セフェロビッチが打点の高いヘディングで合わせたが、GKロリス・カリウスのビッグセーブに阻まれた。

 押し込みながらもどうしても勝ち越しゴールの遠いフランクフルトだったが、後半39分、ついに執念が実った。PA内左で横パスを受けたベン・ハティラが左足でクロスを上げると、目の前のDFシュテファン・ベルに当たってコースが変わる。ゴール方向に流れたボールに相手GKは逆を突かれて反応し切れず、そのままゴールネットを揺らす。運も味方に付けたオウンゴールによる決勝点で、2-1の逆転勝利をおさめた。

 連敗を3で止めたフランクフルトは4試合ぶりの白星で勝ち点を30に伸ばし、残留圏となる15位シュツットガルトとは残り3試合で勝ち点3差。2部3位との入れ替え戦に回る16位ブレーメンとはわずかに勝ち点1差となった。最終節は敵地でブレーメンとの直接対決も残しているフランクフルト。逆転残留へ価値ある勝ち点3をもぎ取った。なお、この結果、最下位のハノーファーは降格が決定。残り3連勝して勝ち点を31に伸ばしても、ブレーメンとフランクフルトのいずれかが必ず勝ち点32以上になるため、この時点で17位以下が確定した。

●欧州組完全ガイド
●ブンデスリーガ2015-16特集

TOP