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浅野が今季初1トップ途中出場で見せ場、シュツットガルトの2戦ぶり勝利に貢献

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途中出場で見せ場をつくったMF浅野拓磨

[9.16 ブンデスリーガ第4節 シュツットガルト1-0ボルフスブルク]

 ブンデスリーガは16日、第4節2日目を行い、MF浅野拓磨が所属するシュツットガルトはホームでボルフスブルクと対戦し、1-0で勝利した。浅野は3試合連続でベンチスタートとなり、1点リードの後半27分から1トップで途中出場。追加点は奪えなかったが、スピードを生かした裏への飛び出しでチャンスをつくり、勝利に貢献した。

 立ち上がりから一進一退の攻防が続き、前半42分にシュツットガルトが試合を動かした。PA内左を縦に仕掛けたFWアナスタシオス・ドニスの鋭いクロスをGKが右手一本でかき出し、こぼれ球に反応したMFチャドラック・アコロが右足シュート。これはコースを読んだGKが弾いたが、こぼれ球に走り込んだアコロが自ら右足でゴール左下隅に流し込んだ。

 新加入アコロの2戦連続ゴールで1-0で折り返した後半はボルフスブルクにボールを保持されるも、決定機はつくらせない。シュツットガルトも押し返し、同23分、MFサンティアゴ・アスカシバルが守備網の間をドリブルで運んでコースをつくり、PA左手前から強烈な左足シュートを放ったが、わずかに枠を捉えられなかった。

 すると後半27分、最前線のFWシモン・テロッデに代わって浅野がピッチに送り込まれ、今季初の1トップでプレー。後半29分、DFデニス・アオゴからのロングフィードに反応し、快足を飛ばしてDFラインの裏に抜け出すと、PA左からマイナスのクロス。決定的な形だったが、アコロの左足シュートはGKのファインセーブに阻まれた。

 後半30分にも立て続けに見せ場をつくり、左サイドを抜け出した浅野がそのままエリア内に切れ込んでラストパス。同じ形から、今度は右足で狙ったアコロのシュートはゴール上に外れ、またも決定機を逸した。直後にアコロが負傷交代となり、交代枠を使い切っていたシュツットガルトにアクシデント。空中戦で相手GKと接触したMFクリスティアン・ゲントナーがプレー続行不可となり、後半44分に担架で運び出され、残り時間は10人での戦いを強いられた。

 アディショナルタイムの表示は7分。1人少なくなってからは守勢に回り、追加点こそ奪えなかったが、最前線で持ち味を発揮した浅野。あわやの場面もGKロン・ロバート・ツィーラーがビッグセーブでチームを救い、そのまま試合終了のホイッスル。シュツットガルトが1-0で逃げ切り、2試合ぶり今季2勝目を挙げた。

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