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[MOM2281]矢板中央DF高島祐樹(3年)_準決勝OGの悔しさぶつけたヘディング弾

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DF高島祐樹(3年=中)が前半22分にヘディングで先制点を奪った

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.4 選手権栃木県予選決勝 佐野日大高0-3矢板中央高 栃木グ]

 悔しさをヘディングシュートにぶつけた。矢板中央高は前半22分、左サイドでFKを獲得すると、MF土谷大晟(2年)がゴール前にクロスボールを上げる。ここに「ドンピシャすぎてボールがゆっくりに見えました」というDF高島祐樹(3年)が高い打点のヘディングで合わせて、先制点を決めた。

 高島は準決勝の小山西戦の前半15分に相手CKを防ぎに入ったDFでオウンゴールを献上。矢板中央が喫した今大会唯一の失点に絡んでしまった。「決勝で取り返したい思いがあった。どうしても準決勝の分を取り返したかった」。

 中学からDFを本職としてきた高島だが、FKのキッカーを任されるほどの正確な足元の技術を持つこともあり、昨年はFWを経験。しかし今年は大学に進学してもサッカーを続けたいという思いから、DFに再転向した。

 DFに再転向した今季はほとんど得点を決めることはなかったが、大一番で発揮された経験値。「セットプレーで失点したので、セットプレーで取り返したかった。自分の特長はヘディングなので」と、してやったりだ。

 卒業後は関東の大学に進学する予定。もちろんサッカーを続けるつもりでいる。その前に全国で存在感を示したいところだ。「(今日のように)前半で2点取れる試合はそうないと思う。どれだけ守って、自分たちらしい攻めを展開できるか。守りを固くしてという試合がしたいです」。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2017

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