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香川真司、新体制で7戦連続フル出場…指揮官から全幅の信頼「感覚で言えばレギュラー固定」

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シュテーガー監督の下で調子を上げるMF香川真司

 日本代表MF香川真司は、ドルトムント率いるペーター・シュテーガー監督の下で調子を上げたようだ。ドイツ誌『キッカー』は、同選手の特集記事を組み、新体制の「勝者の1人」と称した。

 昨年12月にピーター・ボス前監督の解任を決断したドルトムントは、ケルンを去ったばかりだったシュテーガーを新監督に招へい。そしてオーストリア人指揮官が就任すると、2か月以上勝利から遠ざかっていたチームはバイエルンとのDFBポカール3回戦(1-2)は落とすもリーグ戦においては6試合負けなしを維持することになった。

 そんな中、香川は新体制の下では全試合にフル出場を果たし、3ゴール3アシストをマーク。『キッカー』では、ボス前監督のチームでは3ゴール4アシストを記録するため、倍以上の試合数が必要だったこと、現時点で昨シーズンの記録(6ゴール8アシスト)に近づいているとその好調ぶりが指摘されている。

 同誌によると、「まだ完全に以前の香川ではないが、正しい方向に進んでいる」攻撃的MFが調子を上げているのは、シュテーガー監督の信頼があるからだという。現リバプール指揮官のユルゲン・クロップとは違って前々監督のトーマス・トゥヘル、そしてその後任のボスには絶対的な信頼が寄せられず、大きな役割を務めなかったのに対し、新監督の就任で「香川は急にまた重要になった」とチームでの立ち位置が大きく変わったとの見解が述べられている。

 記事ではまたシュテーガー監督のコメントも紹介。「監督交代のあと、選手たちが好調のときに見せていたパフォーマンスや彼らが持つクオリティーを思い出させようと試みるものだ」と話す指揮官だが、「シンジは”福袋”(パフォーマンスが安定しない選手)ではない。波はあっても激しくなく、並外れに仕事熱心な選手だし、プレーの質は非常に安定している」と頼りにしている様子をうかがわせ、香川は「感覚で言えばレギュラーで固定」の考えであるとも語った。

 なお、香川は2011-12シーズンではリーグでキャリアベストの13ゴール11アシストを記録している。「その最高値に近づくため、まだ13試合が残っている」と記す『キッカー』だが、シュテーガー監督の下でこれまで通りの起用が続けば、それを超える可能性すらあるかもしれない。

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