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序盤で10人の柏、フォルラン擁する傑志に初ゴール&初勝利を献上…まさかのAT被弾

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[3.14 ACL第4節 傑志1-0柏]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は14日、グループリーグ第4節を各地で行い、3位の柏レイソル(日本)はアウェーで最下位の傑志と対戦した。数的不利を強いられながらも攻め続けたが、後半アディショナルタイムに失点を喫して0-1で敗戦。勝ち点を積み重ねることができず、グループ3位にとどまった。

 ここまで1勝1分1敗の柏は4日前に行われたリーグ戦前節のC大阪戦(△1-1)からDFパク・ジョンス、FW江坂任を除く先発9人を変更した。GK桐畑和繁、MF栗澤僚一は今季初出場。DF古賀太陽、FW山崎亮平はACLデビューとなった。

 序盤は一方的に攻撃を展開していた柏だったが、前半15分にアクシデントが発生する。カウンターから攻め込んできた傑志FWアレックスに対し、入れ替わられたDF亀川諒史がファウル。反則地点はわずかにPA外で命拾いしたかと思われたが、主審は亀川にレッドカードを提示。早々に10人となってしまった。

 前半16分、傑志FWディエゴ・フォルランのFKは大きく枠外。布陣を4-4-1とした柏は同19分、この日が誕生日の山崎を下げてDF小池龍太を入れると、同21分、FWハモン・ロペスが単独突破でゴール前に攻め上がり、相手に倒されてFKを獲得する。ところが同22分、FW瀬川祐輔のキックは壁に当たって枠をそれた。

 数的不利ながら優勢を保つ柏は前半31分、小池のアーリークロスにR・ロペスが頭で合わせるも、ボールはGKの正面に。傑志は同35分、フォルランが左足ミドルシュートを放ったが、かろうじて枠外。柏は同38分、右サイドを突破した瀬川がGKとの1対1からシュートを狙うも、うまくミートしなかった。

 柏はスコアレスで迎えた後半5分、こぼれ球からの展開を受けた瀬川が相手をかわし、強烈なシュートでネットを揺らす。ところが、直前のパス時点でオフサイドポジションにいたとして、ゴールは無効となった。さらに同9分、小池のクロスがPA外にこぼれ、R・ロペスがミドルレンジから狙ったが、相手DFにヘディングでクリアされた。

 なおも攻め込む柏は後半19分、R・ロペスが左足ミドルシュートを狙うも枠外。同20分、精彩を欠いていた江坂に代わって第2節で得点を挙げたFWクリスティアーノを投入した。同25分、左サイドからの折り返しをR・ロペスがダイレクトで合わせたが、これも相手DFがクリア。勝ち越しゴールまでなかなかたどり着けない。

 柏は後半29分、最後にして最強の交代カードを投入する。瀬川の代わりに登場したのは今季の公式戦で大半の得点に絡んでいるFW伊東純也下平隆宏監督はロシアW杯行きに向けてアピールを続けるスピードスターに勝ち越しの望みを懸けた。すると同31分、伊東は右サイドを鋭く突破してクロスを上げ、ビッグチャンスを導いた。

 さらに後半38分、伊東が中央突破から右サイドに展開し、ドリブルで攻め込んだクリスティアーノが弾丸シュート。相手GKの横っ飛びに阻まれたが、次々にチャンスを作り続ける。ところが同アディショナルタイム1分、右サイドに開いた傑志FWチェン・チンルンの左足カットインシュートが炸裂。最下位チームのACL初ゴールに屈し、0-1で敗れた。

 なお、別会場では2位の天津権健(中国)が首位の全北現代(韓国)を4-2で下し、勝ち点7とした。3位の柏は勝ち点3差に開いた2位に並ぶべく、4月4日に行われる第5節、全北現代とホームで対戦する。

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