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万全でなくとも代表合流のDF遠藤航、ベルギー遠征で「やらないといけないこと」

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日本代表DF遠藤航

 万全な状態ではない。しかし、日本からベルギーへと飛んだ。23日に行われるマリ戦の出場は負傷の影響だけでなく、2日前の21日にチームに合流したばかりのため、「現実的にはない」という日本代表DF遠藤航(浦和)だが、「呼んでもらったのはすごく光栄なこと」と自身がやるべきことをこなそうとしている。

 ベルギー遠征を行う日本代表メンバーが15日に発表され、選出された遠藤。しかし、前日の14日に行われたルヴァン杯グループリーグ第2節G大阪戦で右股関節を負傷しており、メンバー発表会見時にバヒド・ハリルホジッチ監督も、「遠藤は昨日の試合で少し問題が起きたということで、今検査をしている段階と聞いている。ただ、バックアップは用意しているので何が起きても問題ない」と説明していた。クラブで経過を観察し、状況次第で代表活動不参加となる可能性があったものの、日本時間20日午後に日本を出発してベルギー入りを果たした。

「こういう状況になってしまったにも関わらず、ここに来れたことはうれしい。(バヒド・ハリルホジッチ)監督から直接言われたわけではないけど、クラブを通して『合宿に来てほしい』という話だった。それなら僕もやっぱり来ることに意味があると思う」

 今遠征でピッチに立つのは厳しい状況だろうが、それでもやるべきことはあると前向きに語る。「しっかりケガを治すことに専念して、出る準備を、最低限できるようにするのが、この遠征でやらないといけないことだし、代表のいろんな選手とコミュニケーションを取りながら刺激をもらいたい」。

 W杯本大会まで残された時間は多いとは言えず、自身もピッチ上でアピールしたい気持ちはあるが、「焦っても仕方ないし、最悪なのはもう一回やってしまうこと。だから、慎重にやりたい」と、まずは負傷からの完全復活を目指す。

(取材・文 折戸岳彦)

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