beacon

三竿健斗が「示さないといけない」モノ

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表MF三竿健斗

 マリ戦ではアシストという結果を残した。しかし、日本代表MF三竿健斗は「このままじゃ本当に厳しい」と納得することはなかった。

 出場機会が巡ってきたのは、0-1と1点のビハインドを背負って迎えた後半15分だった。MF長谷部誠に代わってボランチの位置に入ると、同アディショナルタイムにFW小林悠のクロスのこぼれ球に反応してゴール前に送ると、ファーサイドに走り込んだFW中島翔哉がプッシュして、値千金の同点ゴールが生まれた。

 大きな仕事をこなしたはずだが、「その他のプレーで納得できなかった。守備の部分で自分の良さを出せなかったのが一番悔しかったし、ボールを持ったときの精度が悪かった」と特に、危機察知能力と激しい寄せを生かしたボール奪取で持ち味を発揮できなかったことに厳しい表情を見せた。しかし、「自分の日頃の基準を高めれば改善されるものだと思うので、全部の精度を上げていきたい」とすぐさま視線を上げる。

「守備でどれだけ自分ができるかを周りに示さないといけない」。ウクライナ戦で出場機会をつかむことがあれば、今度は自慢の守備でも存在感を示したい。

(取材・文 折戸岳彦)

★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2018W杯ロシア大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2018W杯ロシア大会日程&TV放送

TOP