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スーパースター不在の伊代表にラニエリが助言「バロテッリを呼べ。マルコには責任を」

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ナントを指揮するクラウディオ・ラニエリ監督

 ナントのクラウディオ・ラニエリ監督は、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組のインタビューに応じ、イタリア代表について持論を語った。

 イタリアは昨年11月、スウェーデンとのプレーオフに敗れ、60年ぶりにW杯出場を逃がした。新体制となった現在は、U-21からルイジ・ビアージョ氏が昇格し、暫定監督を務める。ラニエリは、代表の再建は時間を要するだろうと予想した。

「新しいチームを作り上げるためには時間を与えなければならない。面白い若手選手が何人かいるが、国際舞台での経験を積ませなければならない。今の段階でチームを評価するのは時期尚早と言える。今のチームには、(ルイジ・)リーバや(アレッサンドロ・)デル・ピエロ、(フランチェスコ・)トッティ、(ロベルト・)バッジョ、(ロベルト・)ボニンセーニャのようなスーパースターがいない。それでも面白い選手はいるので、力を発揮できるまで時間を与えるべきだ」

 ナント指揮官は、自身と同じくリーグ・アンで戦う2人にイタリア代表の将来を託すべきだと主張している。まずはパリSGでプレーするMFマルコ・ベッラッティについて見解を述べた。「ベッラッティはフランスで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。私は、ペスカーラの(ズデネク・)ゼーマンのように、彼を守備陣の前の中央の位置で起用するべきだと思う。責任感を与え、その重みに耐えられるかどうか試すべきだ。若手は成長させるだけでなく、チームをけん引する責任感も負わせる必要がある」

 続いてニースで輝きを取り戻したFWマリオ・バロテッリにも期待を寄せる。2年目となったリーグ・アンでは21試合に出場、14ゴールを挙げるなど好調を維持しているが、前任のジャンピエロ・ベントゥーラ監督に続き、ディ・ビアージョ暫定監督も彼の招集を見送った。ラニエリは27歳FWを一度、代表に復帰させるべきだと考える。

「フランスでは違いを見せている。彼がすべてにおいて成熟したかどうかを判断するためにも、テストのチャンスを与えるべきだ」

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