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エジルが抜群の存在感…アーセナルがホームで先勝!ラカゼット&ラムジーがともに2発

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アーロン・ラムジー、アレクサンドル・ラカゼットが共に2ゴール

[4.5 EL準々決勝第1戦 アーセナル 4-1 CSKAモスクワ]

 ヨーロッパリーグ(EL)は5日、準々決勝第1戦を行った。アーセナル(イングランド)はエミレーツ・スタジアムでCSKAモスクワ(ロシア)と対戦し、4-1で勝利した。第2戦は12日にCSKAのホームで行われる。

 ミランを破って8強入りを果たしたアーセナルは、1日のプレミアリーグ第32節ストーク・シティ戦(3-0)から先発5人を変更。GKペトル・チェフ、DFローラン・コシールニー、MFグラニト・ジャカ、MFヘンリク・ムヒタリアン、FWアレクサンドル・ラカゼットがスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合はアーセナルペースで進む。前半4分、左サイドのMFメスト・エジルがPA左へパスを出し、背番号77のムヒタリアンが左足を振り抜くが、外側のサイドネットに突き刺さる。7分には、エジルの折り返しをMFアーロン・ラムジーが右足でゴールネットを揺らしたが、エジルの時点でオフサイドと判断され、得点は認められなかった。

 それでも先制したのはアーセナルだった。前半9分、MFジャック・ウィルシャーが落としたボールをエジルがダイレクトでPA右へ。DFエクトル・ベジェリンがグラウンダーのクロスを送り、ラムジーが右足で合わせた。しかし、15分にコシールニーが自陣ペナルティーアーク手前でFKを与えてしまうと、MFアレクサンドル・ゴロビンの鮮やかなシュートがゴール右隅に突き刺さり、同点に追いつかれてしまった。

 アウェーゴールを許し、直後はバタバタしたアーセナルだが、落ち着きを取り戻すと、前半22分に勝ち越しゴールが生まれる。ラムジーのパスを受けてPA内に進入したエジルがDFゲオルギ・シュチェンニコフに倒されてPKを獲得。キッカーのラカゼットが冷静にゴール左に流し込み、2-1とした。

 さらにアーセナルは前半28分、左サイドで細かく回し、PA左手前でパスを受けたエジルがゴール前に浮き球パスを出す。これに反応したラムジーが右足アウトで合わせ、GKイゴール・アキンフェエフの頭上を越えて、ゴールに吸い込まれた。35分には、左サイドのスペースでパスを受けたエジルが低い弾道のクロスを供給。ニアで相手に当たったが、ラカゼットが右足トラップから素早く左足を振り抜き、4-1とリードを広げた。

 守備ではヒヤヒヤする場面もあるが、前半を3点リードで折り返したアーセナルは、後半2分にエジルが正確なフィードでPA左に走り込んだムヒタリアンにパスを通すが、ファーストタッチが足もとに入ったのか、窮屈な右足シュートはわずかに枠を外れた。11分には、ムヒタリアンの右足シュートはGKアキンフェエフに弾かれ、ラムジーがこぼれ球に反応したが右足シュートはクロスバーの上を越えていった。

 アーセナルは後半14分にアクシデント発生。ムヒタリアンが負傷し、FWアレックス・イウォビとの交代を余儀なくされた。FWアーメド・ムサのスピードを警戒しつつ、エジルを中心としたパスサッカーを展開するアーセナルは、得点こそないが、ピッチを幅広く使い、チャンスを量産していく。28分、イウォビが裏に抜け出してPA左から中央へ折り返す。PA右へフリーで走り込んだエジルが狙いすました左足シュートを放つが、GKアキンフェエフに防がれた。

 後半30分、アーセナルはラカゼットとウィルシャーを下げ、FWダニー・ウェルベックとMFモハメド・エルネニーを投入。32分には、PA中央でイウォビの横パスを受けたラムジーが右足でゴール右に蹴り込むが、惜しくも右ポストを叩き、ハットトリック達成とはならなかった。さらに39分にもウェルベックにチャンスが訪れたが決めきれず。試合はそのまま4-1で終了し、アーセナルがホームで先勝した。

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