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トッテナム指揮官、FAやサポーターによる選手批判に苦言「理解に苦しむ」

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マウリシオ・ポチェッティーノ監督が選手批判に苦言

 トッテナムマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、イングランド代表でもあるFWハリー・ケインとMFデレ・アリに対するイングランド国内からの批判に疑問を呈した。

 ケインは、21日に行われたFA杯準決勝のマンチェスター・ユナイテッドとの試合後、イングランドサッカー協会(FA)の公式ツイッターにより無得点に終わったことを揶揄されていた。後にFAが謝罪し、該当ツイートは削除されている。また、アリは今季を通してファール獲得目的のダイブを繰り返しているとされ、ブーイングを浴びせられることが多くなっている。

 この現状にポチェッティーノ監督は、ロシアW杯を控えるこの時期に自国の代表選手を批判するイングランドサポーターの行動は、理解出来ないと語った。

「私にとってはその批判は不思議なものだ。ハリーもデレもとてつもない才能を持っており、イングランド代表に選ばれるだろう。みんなケインとデレ・アリのことが好きだと思う。ブーイングや非難することは流行りなんだ。私達は状況を大袈裟に捉えてしまうことがあり、問題がないところに問題を作り出してしまうことがある」

「だが、ときどき理解に苦しむ批判があることも確かだ。もちろん試合後のFAによるツイートも理解し難いものだ」

 また、イングランドサッカー界にとって、自国選手を擁護することは重要であると主張している。

「イングランドでもっとも重要なことは、イングランド人選手を守ることだと私は思う。それはイングランドサッカーにとって非常に重要だ。ケインはW杯でプレーするだろう。そして誰もが代表チームを応援する。もしハリー・ケインがゴールを決めれば、それはトッテナムの選手としてでも、ユナイテッドでもチェルシーでもなく、イングランド代表選手としてだ」

「多くのリスペクトを見せる必要があるとは思わない。ただ、もう少し選手たちに愛を示す必要がある。(ユナイテッド戦の)試合後のような状況では、良い雰囲気を作り出すことはできない。ハリーは今の状況を好んではないと思う。そして、誰もW杯のために彼を助けようとしていない。情熱や自国に対する誇りについて話をするとき、私達はそのメッセージの送り方や意見の言い方などに注意を払う必要がある」

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