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「限られた時間の中で…」 長谷部誠は“コミュニケーション”の重要性を強調

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コミュニケーションの重要性を強調した日本代表MF長谷部誠

 頼れるキャプテンがチームに加わった。19日にDFBポカール決勝を戦ったフランクフルトMF長谷部誠が25日、日本代表のトレーニングキャンプに合流。監督交代後初の代表活動を迎え、「いろいろあったが、前を向いて新しいチャレンジをしていく」と決意を述べた。

 西野朗監督は18日に行われたメンバー発表で、今度も長谷部にキャプテンを任せる意向を示した。長谷部はこの日、「まだそういう話はしていない」としつつも、「個人的にはこれだけ長い間代表にいるから、キャプテンであろうがなかろうが、やるべきことは変わらない」と変わらぬキャプテンシーを見せた。

 W杯2か月前という時期にバヒド・ハリルホジッチ前監督が解任。「キャプテンとして責任を感じる部分が強い」と振り返る。だが、すでに気持ちは前に向いている。「ワクワクしている部分と、プレッシャーをかけてやんないといけない部分がある。ピッチで結果を示していかないといけない」と意気込む。

 30日のキリンチャレンジ杯ガーナ戦まであと5日、ロシアW杯初戦までも3週間しかなく、「限られた時間の中で一日一日が大切」と指摘する。そこで繰り返し強調したのは“コミュニケーション”。「チームの方向性は監督が決める中で、コミュニケーションをとってまとまることが大事」「監督だけじゃなくコーチ陣ともコミュニケーションを取りたい」などと述べていた。

 監督交代の騒動などで「少し停滞感があるというか、期待感が薄れている」という認識もある。しかし、そういった負のムードは次の一戦で払拭する構えだ。「チームとして日本中を巻き込んでやっていければ。そういう意味ではガーナ戦がすごく大事になる」。限られた時間の中で、満員が予想されるサポーター、そしてテレビの前の日本国民に存在価値を見せつける。

(取材・文 竹内達也)

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