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原口、右WBの新ポジションに「もしかしたら適任かもしれない」

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3-4-2-1のシステムでチームのカギを握るMF原口元気

 西野朗監督の下、日本代表が新たに取り組んでいる3-4-2-1のシステムにおいて、浮沈の鍵を握ると見られるのが両ウイングバックだ。30日のガーナ戦(日産ス)で右ウイングバックとして先発が予想されるMF原口元気(デュッセルドルフ)にとっては、文字どおり新しいチャレンジ。攻撃を持ち味としているだけに、戦術練習を開始したころは戸惑い気味にも見えたが、日を追うごとに手応えを感じているようだ。

「そこだけじゃないとは思っているけど」と、シャドーとしてのプレーに意欲を見せながら、「僕自身もできると思っている。良さは出せると思う」と力を込めた。

 トレーニングの中で感じているのは「予想以上にフリーでランニングできたり、ボールを受けたりできるシーンがある。結構、好きなプレがーできるかなという感覚はある」ということだ。西野監督が会見で「ワイドになった選手はポジショニングが難しく、運動量も多い」と語ったように、ハイレベルなタスクが要求されるポジションではあるが、運動量や90分間のスタミナには絶対の自信を持っているのが原口だ。

「走り勝つのは得意。大変だけど、十分走れると思う。相手のサイドハーフがサボり出したり、きつそうにしていたら逆にチャンス」とイメージを膨らませる。

 タッチライン際で手倉森誠コーチからパスを受け、トラップ1本で相手をかわして前に持ち運ぶ練習をしている姿が見られた日もあり、とにかく前向きだ。

「面白いと感じている。特長が出るし、もしかしたら適任のポジションかなと自分でも思う。シャドーと両方とも自分のモノにできたら競争に勝っていけるかなと思う。自分の武器として2つともクオリティーを高くできたほうが良い」

 12年ロンドン五輪、14年ブラジルW杯は縁がなく終わった。ロシアW杯でメンバー入りとレギュラーの座を狙う原口が、まずはガーナ戦でポテンシャルを見せていく。

(取材・文 矢内由美子)

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